ぼくをくるむ人生から、にげないでみた1年の記録

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ぼくをくるむ人生から、にげないでみた1年の記録

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  • サイズ 46判/ページ数 257p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575316117
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

最高な友人なのに、ずっと会えないでいた。理由は、自分がゲイだから。それを言えなかったから――という冒頭からはじまる、日常を綴りながら、人との関係や自分をたいせつにしない生き方を改めて、人生を再生する物語。愛されることはせつない、くるしい。こんなに普通の日常が泣けるって、ない!と連載時から話題に。恋人と堂々と手をつなぐこともできず、友達にはどこかうそをついて生きている気がしていた。そんな著者による、ままならない世界への叫びをつづった小説的エッセイ。

内容説明

生きづらい世界で自分を取り戻すため、社会への祈りを込めた個人的記録。親友に10年間会えなかった。ぼくがぼくであるから、そしてゲイだから。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅんぺい(笑)

2
ここまで生活にあったささいなことを文章に変えていけると、もはや書くのが楽しみになったりすんのかなあと思ったりしたけど、いやでもやっぱり創造することって苦しみがつきまとうよなあと思い直したりした。でもとにかく文章力に目を見張る。おもしろかった。2021/07/23

Mr.Gay

2
マイノリティが誰かと生きていく。この狭い小さな世界で、対峙すべき社会や観念に目を向けてそこに抗っていく。その大変さとだからこそ得られる感情が文字を超えた何かとして入ってきます。身を纏う鱗のようなものがポロポロと剥がれる、あの軽くなる感覚を実体験の中でゆっくり切なく温かく描いてくれています。 再生なのか受容なのか成長なのか。一気読みしたくなるのに感情が刺さる度に立ち止まってしまう一冊です。 自分は自分でいいんだろうなって、優しく背中を押してもらえました。思い出したい感情が多く、本棚に置いておこうと思います。2021/03/27

ずー

1
ひらがなが多くふわふわした優しい文体ながら、日常をとりまく「正しい社会」の中で無いことにされていること(筆者たちのような同性カップルのことだけでなくて、例えば子育てしているお母さんとかも)に対する怒りに満ちた文章だった。正しい社会の象徴としての都庁ビルのくだり、オリンピックのスローガンに対してきも、と思うくだりなど、そうだよね…本当にね…と頷きながら読んだ2021/04/29

三鷹台のすずめたち

0
橋本治先生のようだ・・・。2023/06/20

TS

0
私も同じ地獄にいた。2023/05/31

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