木皿食堂〈4〉毎日がこれっきり

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575316094
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

脚本家、そして小説家として、その世界に触れた者をたちまち虜にする夫婦ユニットの創作者、木皿泉。何気ない夫婦のやり取りからこぼれ落ちるコトバは、日常に風穴を開け、そこに新たな色を流しこむ。木皿ドラマ『野ブタ。をプロデュース』で連続ドラマ初主演を果たした亀梨和也(KAT-TUN)との対談も収録。人気エッセイシリーズ第四弾!

目次

1 嘘偽りなく生きてゆく場所―エッセイ(木皿食堂;マイシークレットライフ;台所の穴;「好き」は無敵)
2 ぴったりの言葉なんて見つからない―対談(亀梨和也(歌手・俳優)×木皿泉)
3 結局はやりたいと思う気持ち―インタビュー
4 現実から物語へ、物語から現実へ―書評
5 すべては一回こっきり―シナリオ(ショートドラマ『これっきりサマー』)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

修一朗

113
木皿食堂は第4弾から。以前に読んだ「ぱくりぱくられし」の時よりも盗作問題を淡々と綴っているので大分客観視できるようになったのだと思う。大好きだったドラマ「昨夜のカレー明日のパン」「富士ファミリー」もNHKだし。自分の考えを基に身近な出来事を綴ったお話が多いので集めたら素敵なホームドラマになりそう。前読んだエッセイに比べると,率直で正直で辛辣度高め。気持ちいいです。2021/06/05

しゃが

56
物書きの宿命なのか、ご自分の負(?)の部分や独自の正義感からくる義憤のものも赤裸々に書いているが、根底には日常を大切にし、愛し、信じる一人の生活者の姿があってホッとする。「会いたいというのは、その人が、「いる」ということを、ただ感じたいだけなのだ。私もあなたも、分け隔てなく、そう思ったり思われたりしている。」「現実のスクリーンに「完」という字が、ドーンと大きく出るのを、私は待ちわびている。」このご時世だからなおさら心に届いた言葉があった。マンガチックな昨今のドラマ以外のものが観たい、木皿さん。2021/04/12

ポロン

42
初めて、このシリーズを読む。著者の描いた小説さえも読んでいない状態で挑む。率直に、正直に日常を吐露されていることが清々しい。幼い頃の家族からの愛と旦那様から受ける愛の乖離激しく、周知の沙汰にすることで今の幸せを噛み締めている。情緒が安定しないことが、逆に作品を作り上げているような感覚に陥った。核心である『本当の声』章で、真実を吐くことで場がしらけ、周りが震撼とする状況を著している。内容はともかく、今感じている生の声を聞く『ものすごく会いたかった』その気持ちを相手に伝えるためには、本当の声を出すしかないのだ2023/02/25

まさおか つる

28
私は毎日、これっきりと思いながら歩いている。そう思うと、やたらいろんなものが光って見える。そして、その光った何かをひろって、あなたの心の戸口にそっと置くだろう。私のために。あなたのために。みんなのために。2021/05/03

むつこ

27
恥ずかしながら「野ブタをプロデュース」ドラマ観てません。。。亀梨和也さんとの対談も載っていますが、ついていけなかった。だけど、この人、泣き虫だけど好きだ。2023/05/01

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