出版社内容情報
第二次安倍政権が2012年末に誕生して以降、権力とメディアの関係は大きく変わった。権力がメディアに露骨な態度をとるようになった理由は何か。権力を監視するはずのメディアが、その役割を放棄しているかのように見えるのはなぜか。この問題を解くカギは、アメリカにあった――。「安倍政権にひれ伏す日本のメディア」(2016年刊)に、トランプ大統領誕生、コロナ禍によりアメリカで起きているメディア対権力の戦い、そして安倍政権への忖度が繰り返される日本のメディアの現状を追加した増補改訂版。
内容説明
権力を監視する「番犬」たる記者はなぜ戦えなくなったのか?菅新政権誕生で官邸による“メディア支配”はさらに強く、賢く進化する―
目次
第1章 コロナ・ショックと安倍政権の迷走
第2章 トランプ大統領vsメディアの攻防戦
第3章 安倍政権のメディア・コントロール
第4章 メディアの自壊
第5章 ネット右翼と安倍政権
第6章 権力vs調査報道
第7章 失われる自由
第8章 不確かな未来
著者等紹介
ファクラー,マーティン[ファクラー,マーティン] [Fackler,Martin]
1966年、アメリカ合衆国アイオワ州出身、。ダートマス大学卒業後の91年、東京大学大学院に留学。帰国後、イリノイ大学でジャーナリズムの修士号、カリフォルニア大学バークレー校でも歴史学の修士号を取得。96年からブルームバーグ東京支局、AP通信社ニューヨーク本社、同東京支局、同北京支局で記者経験を重ね、同上海支局長となる。その後、ウォール・ストリート・ジャーナル東京支局を経て05年、ニューヨーク・タイムズ東京支局の記者となり、09年2月から15年7月まで同東京支局長を務めた。一般社団法人日本再建イニシアティブの主任研究員を経て、現在もジャーナリストとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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trazom
竹園和明
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こも 旧柏バカ一代
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