アコロコタン

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アコロコタン

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784575314953
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0079

内容説明

不思議な響きをもつアイヌ語とその文化―狩猟採集、口承文芸、婚姻習慣、宗教儀礼、死生観…作者は漫画家にしてアイヌ語講師。講座では伝えきれないあれこれを漫画で表現します。

目次

プロローグ―ウレシパモシリ(育み合う大地)
パイカラ(春)
サク(夏)
チュク(秋)
マタ(冬)
エピローグ―ウテカンパアンロー(手をつなごう)

著者等紹介

成田英敏[ナリタヒデトシ]
東京都出身。アイヌ語・アイヌ文化を30年近く学んでいる。現在は私立高校や市民講座などでアイヌ語の講師をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かっぱ

39
アオカイ アナク テタ オカイアン (中略) タネ アオカイ オカイアン オロウ サスイシリ パクノ (私たちはここにいます (中略) 今 私たちもまた ここにいます これからもずっと)。北海道の先住民族アイヌの伝統文化と歴史。和人が入植するまで育まれてきた民族独自の生活様式。日本国家から先住民族と認められても、残念ながら、いまだに差別は残っているようです。アイヌが崇拝してきたカムイのうち、狼は既に絶滅、シマフクロウも絶滅危惧種となっています。2020/07/19

ほんわか・かめ

21
九州住みの私はアイヌについてはほとんど知らずに生きてきました。アイヌの民話をちゃんと楽しむために、アイヌのことを知ろうと思い手に取った本書。日々の生活のこと、狩猟、結婚、生と死など、アイヌの人々の暮らしと精神が丁寧に描かれていて、とてもわかりやすかったです。土地を奪われたり、伝統を禁止されたり、旧土人などといった負の歴史も描かれていて、悲しくもなりました。少しずつアイヌのことを知っていきたいです。2022/02/09

まると

14
アイヌの基礎を学べる学習漫画。アコロコタンはアイヌ語でふるさとの意味だそうです。あとがきによると、著者は中曽根の「日本は単一民族」発言の時、なぜアイヌ団体が抗議しているのかをあまり理解できず自分の無知不見識を恥じて独学で勉強を始めたそうです。今では高校でアイヌ語講師を務めるまでに上達。いつかはアイヌを漫画で描きたいと思いながら、テーマの重たさ、アイヌではない自分が描いていいのかなどと葛藤し、一冊にするまで30年もかかってしまったらしい。その誠実さが、正しい知識に裏打ちされた心温まる物語に反映されています。2020/10/19

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

11
アイヌ史・アイヌ文化について描かれたマンガ。1章毎に解説がついているのでアイヌを知るきっかけ作りとしては良い本です。最後のマンガは原題に生きているアイヌの人たちを取り上げています。私は幼少の頃釧路に住んでいたので、友だちにアイヌの子がいましたし、そのおかげで木彫り細工やアイヌの踊りを目にすることありました。けれど後になってアイヌだからと差別されていた人たち(大人も子どもも)がいた事を知りました。(あとがきにある 旧土人 という言われ方です)そういう事実まで取り上げている本です。2020/04/11

アズル

11
図書館本。「ゴールデンカムイ」をamazonプライムで観てから、アイヌ文化について知りたいと思っていました。若干、学習漫画的な感じですが、ざっとアイヌ文化について知ることが出来ます。北海道のアイヌ資料館などに行きたくなりました。イフンケはとても心地よい音楽です。2019/11/20

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