出版社内容情報
バルセロナ、マドリード、セビージャ、ビルバオ、エイバル、ロンドン、マンチェスター、リバプール、レスター、ミラノ、ミュンヒェン、ベルリン、ゲルゼンキルヒェン、リスボン、ポルト……バルセロナ在住のスポーツライターが、欧州の各地を旅し、世界最高峰のフットボールと、その地に住む人々のおらが町のチームへの熱い思いを綴る、欧州フットボール紀行文。ロシアW杯で躍進したサッカー日本代表選手たちの知られざる戦いも掲載!
内容説明
ヨーロッパの街角で、受け継がれるフットボールの物語。バルセロナ在住ライターが綴るヨーロッパサッカー紀行。
目次
01 スペイン
02 イタリア
03 イングランド
04 ドイツ
05 ヨーロッパを歩く
06 世界の街角で
著者等紹介
豊福晋[トヨフクシン]
1979年、福岡県生まれ。2001年のミラノ留学を経て、翌年からイタリアでライターとして活動を開始。スコットランド、スペインと渡り歩き、現在はバルセロナ在住。5か国語を操り、欧州各地でサッカーを中心に取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
42
2002-2003シーズンのチャンピオンズリーグ・セリエA・リーガ・エスパニョーラを1か月見まくった旅をしたことがある。その頃ヨーロッパで旅をしながらサッカー記事を書いてライターとしてやっていくことを夢見てた若者はたくさんいた。でも、それをずっと一線で続けているってすごい!雑誌Numberなどのサッカー記事を書いているだけあって文章も洒落が効いている。今や欧州で日本人がプレーするのが珍しくなくなった。10年後も多くのサッカー選手が活躍しているだろう。そうやってこれからもニッポンサッカーは成長していくのだ。2019/06/02
こも 旧柏バカ一代
29
情景が浮かぶ。文書が本当に素晴らしい。各国、各都市のサッカー文化。それを綴った1冊。全てが一次情報。 本当に素晴らしい本だ。2020/11/29
えふ
14
旅情豊かにそして哀愁を感じる文章をさらりと描いている。海外サッカーの有名人を知ってるとなお面白い。どこの国に行ってもビールとつまみとフットボールがあれば人生は満ち足りたものになるのだ。 そして中村俊輔は偉大だ。2019/07/15
zirou1984
13
よい。イタリアでフットボールのライターとして活動を始め、5カ国語を操りながら欧州各地を巡り歩いた著者による紀行文の数々は、その地に足を付けた物特有の叙情や生活の臭いが文体から染み出している。そこに暮らす彼らにとって、フットボールのクラブとは単に応援するというだけでなく、生活の一部に組み込まれた、皆と喜びと悲しみを分かち合う場なのだと、共に酒と食事を重ねながら、見知らぬ物とも共通の話題として成立する共通言語なのだということを教えてくれる。サッカーに興味がなくとも思わず旅をしたくなるような、良質エッセイ。2020/11/14
ブラフ
12
【図書館】タイトルの通り、ヨーロッパの国々の都市とその都市のサッカーチームなどを紹介しつつ、その都市のサッカーチームに在籍した日本人選手、ご当地のレジェンドプレーヤーたちとのエピソードを交えて紹介していく、エッセー的本書は、とても楽しく、現地へと思いを馳せつつビールやカクテルを傾けるのがよき♪ 手元に置いておきたいと思いつつも、もうすでに古くなりつつあるので図書館から借りるのでも良いかとも思う。昨年末に内田篤人が引退したので、「ウッシー」エピソードはまさに内田篤人らしくてついついニヤリとしてしまった。2021/01/07