出版社内容情報
アレックス・アリス［アレックス アリス］
著・文・その他
原正人［ハラ マサト］
翻訳
内容説明
１８６８年、未知のエネルギー・エーテルを求めて、高度１３０００ｍを目指す命知らずな女科学者がいた。しかし、１冊の手帳を残し、彼女は大空へと消えた…。残された夫と息子は、彼女の手帳に導かれ、母国フランスから、ドイツ南部のバイエルン王国へと向かう…。そこで待っていたのは…仲間・狂王・飛行船、そして…！？壮大な物語が今、始まる！！！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかやん
10
ラピュタや大友克洋のスチームボーイを連想する、19世紀フランス・ドイツを舞台にした冒険漫画。読んでいて童心返りするような安心感があり、宇宙に繰り出してからは全編カラーの絵も俄然映えます。ただストーリーの本筋と関係ないところでちょっと気になるのは、気球から落下した先がなぜか女の子のいるお風呂場…というしずかちゃんでお馴染みのシーンがあって、海外作品でもこうなのかと少し呆れるような気持ちになる。2020/06/24
すけきよ
10
鶴田謙二の『Spirit of Wonder』を想起させる空想科学物語。スチームパンクまで行かないエレガントさが、水彩調の絵柄と相まってひじょうに美しい。2018/04/19
はぐれ猫
0
何といっても絵が素晴らしい。宇宙エネルギー、エーテルの存在を信じた母が残したメモをめぐり、ドイツ国内の陰謀と宇宙船開発のはざまで繰り広げられる冒険活劇。ファンタジーとしての月の描写が美しいです。先が楽しみ。ただ、惑星は星なんだよとか、このころ東京あったっけ？とか、そうゆうところが気になっちゃうのは私だけだろうか…作品としては断トツに美麗なファンタジーでアニメで観たい。★★★★★2019/04/20
籠り虚院蝉
0
淡い水彩タッチの絵とどことなく宮崎駿先生の漫画っぽい感じの登場人物たちが繰り広げる冒険譚。やはり宇宙ものはカラーが映えますね。続編にも期待。2018/11/26
