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愚者が訊く〈その2〉

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  • サイズ B40判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784575313338
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報



倉本聰[クラモト ソウ]
著・文・その他

林原博光[ハヤシバラ ヒロミツ]
著・文・その他

内容説明

倉本聰を「ほぉー」と唸らせた“極め人”たちとの対談集。

目次

動物を知る、自然を知る、生命を知る(久保俊治(羆ハンター)・小菅正夫(旭山動物園前園長))
「土」とともに生きる(中島正(思想家))
「想定外」を想定せよ(河田惠昭(防災研究者))
石油はあと何年でなくなる?(石井吉徳(「もったいない学会」名誉会長))
人口増加と人間の命との関係(石弘之(環境ジャーナリスト))
幸せな節電生活(稲垣えみ子(元朝日新聞編集委員))
発酵食品が育てた日本人の体と心(小泉武夫(発酵学者))
「ホンモノの森」「ニセモノの森」を知る(宮脇昭(植物生態学者))

著者等紹介

倉本聰[クラモトソウ]
1935年、東京都生まれ。作家・脚本家・劇作家・演出家。東京大学文学部美学科卒業後、1959年ニッポン放送入社。1963年に退社後、脚本家として独立。1977年富良野に移住。1984年から2010年まで、役者やシナリオライターを養成する私塾「富良野塾」を主宰。この26年間に育てた「富良野塾」の卒業生とともに創作集団「富良野GROUP」を立ち上げる。2006年より「NPO法人富良野自然塾」を主宰

林原博光[ハヤシバラヒロミツ]
1943年、鳥取県生まれ。1968年TBS入社。数多くのラジオ番組やテレビ番組の制作に携わり、人事部長、スポーツ局長などを務める。定年退職後、自然環境教育の道に入る。2006年から「富良野自然塾」の副塾長として講演や後進の教育に力を注いでいる。2010年に北海道教育大学の「演劇的コミュニケーションプロジェクト」の特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

唯誠

7
いまの社会、人が抱える問題を著者ふたりが問う。「自由・平等・博愛」が民主主義の基本のように唱うが本当だろうか?とも…平等故に皆が平等を求める。皆が美味しいものを食べ、平等に車に乗り、皆が同じものを望み、凄まじい程の資源への需要や環境汚染が起き、なんでも自由にやったら大変な事になる。「自由」とはあくまでもレトリック、詭弁でありそれを人類の普遍的な価値観にした場合…三つの価値観を維持できるだけの資源がこの世界にはないのではと…一人ひとりの夢の実現は、社会全体の悪夢とも化す。戯言ではないものが沢山詰まってます。2018/07/17

りんごの紅茶

5
脚本家、倉本聰氏が一流の専門家と日本の未来について、現代人が学ばなければならないこと、日本人はこれから先どのように生き抜いていけばいいのか?などについて対談している。いろいろな意見に別れるかもしれないが、興味深い内容であった。特に日本は食料自給率が39%というかなり低い数値でありまた農業関係者の平均寿命がどんどん上がっていく状況で、これを打破するためには徴農制を取り入れるべきという意見には、極端かもしれないが、若者が農業を学び同時に食べ物の有り難さを考えさせられるいい機会なのではないか?と感じた。2018/04/30

猿田康二

1
本書はその1と共に常に自分の横に置いて何かの折に何度も読むべき書である。それほど現代人にとって最も必要な知識というより思想・警告が詰まっていて、本人の生き方を問いただす一冊だ。倉本氏は冒頭で本物の賢者を次のように定義している。物事を零から考えている人。頭でなく体で思想を実践している人、知識でなく知恵で行動をしている人、やっていることを楽しんで、ある種狂気を孕んでいる人。この後9人の方との対談が綴られるが確かに皆ある種の狂気を持った人たちばかりである。それだけに愚者である我々の腹にズシンと堪える内容なのだ。2018/07/16

ジュースの素

0
1. に続いて2 を。 ここでもまた同じように人間の根本の問題が提起されてうなづきながら読んだ。 ここでふと思ったのは、このシリーズでは人や地球の事を真摯に考える賢者が招かれているが、次回はその反対側のここで✖️を出されている側の人と対談してはどうかという事。そう言う本もあっていいと思うが。笑2022/10/06

まっちゃん

0
現代に於ける諸問題に対して解決の糸口を提示してくれる素晴らしい対談でした。2020/10/09

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