出版社内容情報
平 直行[タイラ ナオユキ]
著・文・その他
内容説明
佐山聡、前田日明、シーザー武志、石井和義、アンディ・フグ、グレイシー一族。プロレスと格闘技の狭間で“本物の闘い”を追い求めた者たちによる日本総合格闘技史。UWFからUFCへ「2つのU」をめぐる物語。
目次
第1章 『無限大記念日』―第一次UWFという転換期
第2章 新しい格闘技―天才・佐山聡とスーパータイガージム
第3章 歪んだ愛情―シュートボクシングから見たUWF
第4章 まだら色の季節―正道会館・石井和義館長の先見性
第5章 金魚を食べるシャーク―「何でもあり」UFCの衝撃
第6章 グレイシー旋風―総合格闘技「第2章」の幕開け
第7章 確立されたルール―技術を競う時代へ
著者等紹介
平直行[タイラナオユキ]
1963年、宮城県出身。10代半ばで極真空手に入門し、その後大道塾に移る。高校卒業後に上京し、プロ格闘家の道を志す。佐山聡率いるタイガージムに入門したのち、シーザー武志率いるシュートボクシングに移籍し、メインイベンターに成長。その後、正道会館、リングス、K‐1などのリングに上がる。自身の道場・ストライプルを中心に、総合武術や健康維持の指導を全国で行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Daisuke Oyamada
30
著者は仙台出身。10代半ばで極真空手に入門。高校卒業後に上京し、プロ格闘家の道を目指し、佐山聡が率いたタイガージムに入門。その後、シーザー武志率いるシュートボクシングに移籍。その後、正道会館、リングス、K−1。私は知りませんでしたが、格闘技マンガ『グラップラー刃牙』の主人公・範馬刃牙のモデルらしい。 私はプロレスが好きだったがピークは中学校3年生くらい。1980年代の前半くらいだろうか。むかし好きだった影響も・・・ https://190dai.com/2023/11/24/u-w-f外伝-平直行/2023/11/13
0607xxx
12
UWFから始まった総合格闘技の隆盛は、それぞれが悩み苦しみ切り開いた道だと思う。UWFがあったからこその現在の格闘技界。過去を否定するのではなく肯定する姿は経験を積み重ねてきたからこそだ。とても読みやすく、また登場人物の多くが魅力的で日本総合格闘技史として最強の一冊。2018/01/22
摩訶不志木
4
「グラップラー刃牙」の範馬刃牙のモデルにもなった平直行という選手の自伝的な内容が主。しかし読み進めると、確かにUWF外伝とも言える内容であった。プロレスと格闘技の歴史やその特性など、知らないことが多く、読みごたえがあって面白かった。2019/08/07
さも
2
本当の悪人が全く出てこないから、読んでいて嫌な気分にならない。そんな作者だから、誰にでも受け入れられ、こんな作品が書けるのだろう。初めて知った裏話も結構あった。2017/12/13
snakedoctorK
2
スーパータイガージムでご指導いただいた平さんの本。 平自伝です。2017/12/05