よわむし

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よわむし

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575312676
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報



大塚咲[オオツカ サキ]
著・文・その他

内容説明

人には誰しも傷がある。傷は痛い。傷は新たな一歩を躊躇させる。そんな傷を少しでも抱えている人はこの物語を読んでほしい。もしかしたらここに登場する女の子は傷を乗り越えようと思っているアナタ自身かもしれないから。すべての傷ついた女の子に捧げる「救いの物語」元AV女優にして気鋭のアーティスト「初の著書」

目次

あの日のこと(夢の中;生きていた ほか)
第1章 それから(学校;いない ほか)
第2章 欲の中(オブジェ;壊されたい事 ほか)
第3章 欲(欲)

著者等紹介

大塚咲[オオツカサキ]
1984年10月1日生まれ。東京都出身。幼少の頃より独学で絵を描き始める。15歳の時にレイプ被害にあいPTSDを発症。04年にAV女優としてデビュー。12年に引退するまで数多くの作品に出演する。11年より写真家としても活動。画家としても17年3月に湾岸画廊にて初となる個展を開催するなどアーティストとして注目を浴びている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なるみ(旧Narumi)

24
ダ・ヴィンチか何かで見かけて読んでみました。文体になかなかなじめず苦戦しましたが、著者の大塚さんの渾身の一作だと思いました。2018/01/17

ぶーちん

7
15歳でレイプ被害にあい、PTSD発症。18歳から約10年間AV女優、今は写真家・画家などの芸術活動をしている大塚咲さんのエッセイ。自叙伝。になるかな。たくさんの心の動きや反応が書いてあった。幻覚やパニック状態や不安など、本当によくここまで言語化したなぁって思う。それくらい今は当時のことを客観的に理解する作業を終えていて、ちゃんと過去になりつつあるのだろうな、前より少しは生きやすくなったのかなぁ良かったなぁと思った。失礼かもだけど、思考の仕方が似てるなぁって感じた。病んでる時は私も新宿でよく過ごしたなぁ。2021/12/11

きぅり

3
心の傷を身体の傷で薄めようとする辛さは生き地獄としか言い様が無い上に、それに付け入る男が多いことが多いこともまた地獄。著者の今後の人生が穏やかなものでありますように。2019/03/23

TakeROC

2
最初に興味をもったのは彼女の AV 作品です。彼女のヴィジュアルに強い興味を持ち、名前を知り、インタビュー記事なども拝見しました。私、彼女のファンです。画家、写真家の活動が並行であったこと、人づてに引退と聞いた事、現役から一線を退いた後には、創作活動に力が入っていることも認識しています。現役時代は人妻で子持ちである事も知りました。ファンタジーの肩書きのように感じていましたが、事実である事を再確認しました。性犯罪の被害者である事を語るようになった事も知っておりました。著書の存在も。縁あって読了。懇親の一滴2021/01/07

n75

2
業界とか被害者とかいう枠組みではなくて、彼女の個人としての物語として読んだ。業界の内幕などは、ここに書かれているのはあくまで個人的な体験ということで、全体がそういうわけではないし結構特殊な関わり方をしていると思うので。被害にあった後、それでもお子さんを生んで育てて自分も生きようとされている姿は強くてすごいなと思った。同様な被害にあった方の少しでも力になればと思う。2018/02/09

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