出版社内容情報
倉本 聰[クラモトソウ]
著・文・その他
内容説明
演技派として脚光を浴びた一方、スタッフや他の女優とのトラブルが絶えず、日本のテレビ界を干された犬山小春が、敏腕プロデューサー石上五郎とともに「やすらぎの郷」を訪ねてきた。しかし、かつて小春から散々迷惑をかけられていた住民たちはだれも歓迎しない。小春は歌劇の同級生である及川しのぶにしきりと逢いたがったが、しのぶも小春を避けていた。その後しのぶは石上が持ち込んだ自身の大ヒット番組“しのぶの庭”の復活話に狂喜し、小春に逢うことを決意したのだが…静かに余生を過ごす自分に満足しつつも、まだまだ光を浴びたい思いが交差する―シニア世代の心に刺さる倉本聰連続ドラマ。
著者等紹介
倉本聰[クラモトソウ]
1935年、東京都出身。作家・脚本家・劇作家・演出家。東京大学文学部美学科卒業後、1959年ニッポン放送入社。1963年に退社後、脚本家として独立。1977年、富良野に移住。1984年から2010年まで、役者やシナリオライターを養成する私塾「富良野塾」を主宰。この26年間に育てた「富良野塾」の卒業生とともに創作集団「富良野GROUP」を立ち上げ、現在は主に舞台公演を中心に活動している。2006年より「NPO法人富良野自然塾」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ikutan
68
相変わらずのドタバタに笑わされ、それでもいつの間にかもしみじみしたり、じんわり熱くなったり、やっぱり倉本さんの描く人間ドラマはいいですね〜。中に入って、それぞれのキャラに愛着が湧いてきました。四宮くんに夢中になる姫の可愛いこと。携帯メールに悪戦苦闘の栄も楽しい。長く生きてきたんだもの、色々あるねー。小春のエピソードは辛かった。自分の老後を重ねると色々考えさせられるね。認知症。生きがい。夫婦のあり方。どちらが看取るか。ちのとカメコの最後には泣かされたなぁ。老いらくの恋の行方が気になります。下も楽しみ。2017/07/19
ごへいもち
21
石坂浩二や八千草薫の演技のうまさ2019/03/08
海(カイ)
15
ドラマと平行して読んでいたが、先が気になり、読み進めた。やはり気になるのは野際陽子さんの出演シーン。生涯女優、すごいことだと思います。2017/07/06
山猫
9
この辺りから欠かさず見るようになった。2017/11/10
椿
5
飛び飛びで見ていたので、話が繋がって楽しい。早く、次も読もう。2017/09/16