報じられなかったパナマ文書の内幕

アレッチ，シッラ【著】〈Ａｌｅｃｃｉ，Ｓｃｉｌｌａ〉

双葉社（2017/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 221p／高さ 19cm
• 商品コード 9784575312126
• NDC分類 345.1
• Cコード C0076

出版社内容情報

シッラ・アレッチ［シッラ アレッチ］
著・文・その他

内容説明

有名企業経営者、若き投資家、暴力団関係者、詐欺師…見つけ出した日本人がらみの名前４００個分―「租税回避地」という深い暗闇から見えてきたものは資本主義が隠しもつ“裏の顔”だった！“世界的スクープ”日本担当記者が明かす舞台裏。

目次

第１章　「日本担当チーム」の船出（たった２人で漕ぎだした「日本チーム号」；パスポートやクレジットカード情報まで丸裸に　ほか）
第２章　内側から見た「パナマ文書」プロジェクト（１１５０万件もの巨大データベース；調査報道の可能性をもつ週刊誌　ほか）
第３章　コラボレーション・ジャーナリズムの時代（日本でも産声をあげたコラボレーション・ジャーナリズム；ＮＹタイムズ元編集長が立ち上げた「マーシャル・プロジェクト」　ほか）
第４章　不思議の国・日本のメディア（イタリアの小さな町で出会ったマリさん；ヤクザの資金源になる「経済ヤクザ」とフロント企業　ほか）
第５章　揺れ動く未来（世界へ広がる報道の「インパクト」；ネコ動画で人気を集めて調査報道を支える「バズフィード」　ほか）

著者等紹介

アレッチ，シッラ［アレッチ，シッラ］ ［Ａｌｅｃｃｉ，Ｓｃｉｌｌａ］
ジャーナリスト。１９８２年イタリア・ローマ生まれ。２００７年にローマ大学大学院東洋学研究科を修了。東京外国語大学、早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコースにも在籍。ＩＣＩＪ（国際調査報道ジャーナリスト連合）、ブルームバーグニュース、ハフィントン・ポストなどで取材活動に取り組み、現在は在米のフリーランス・ジャーナリスト、ドキュメンタリー番組のディレクターとして活動中。２０１５年にはコロンビア大学ジャーナリズムスクール（調査報道コース）にて修士号を得た（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[k2jp]

パナマ文書の新たな衝撃的事実…はありません。The new frontier of journalism: from the era of the lone wolf to cross-border collaborations という副題が本当のタイトル。著者のパナマ文書で日本を担当した経験を基に、国籍や所属会社といったボーダーを超えた共同作業による新たな報道の試みを紹介。後半は日本のメディアに対する批判的考察で「新卒一括採用」「記者クラブ」「アクセス・ジャーナリズム」「watchdog」「データ分析」

2017/05/26

[ドッグマスター]

自分で考え、何より行動する事が大事。

2017/07/13

[さくらぱぱ]

ICIJ。国際調査報道ジャーナリスト連合。プロジェクトプロメテウス。朝日新聞、共同通信の記者など世界中の数百人ものジャーナリストのネットワークをもつ。大量のデータベースを分析。相続税、贈与税の節税を疑われたセコムなど

2017/02/05