出版社内容情報
波々伯部 哲也[ホオカベ テツヤ]
著・文・その他
内容説明
考えないプロレスは、単なる見世物である。「24時間プロレスを考えなさい」I編集長の教えを胸に、駆け回った青春。
目次
第1章 悩める男
第2章 不思議の国の『週刊ファイト』編集部
第3章 夜明けのUWF
第4章 Uの星座たち
第5章 無限大遺伝子
第6章 雨のリバプール
第7章 愛しのI編集長
青春対談 前田日明×波々伯部哲也―「『週刊ファイト』と前田日明」
著者等紹介
波々伯部哲也[ホオカベテツヤ]
1956年、大阪市生まれ。元週刊ファイト副編集長。鳥取大学工学部卒業。82年6月、『週刊ファイト』の記者募集に応募し、83年1月より06年9月の休刊まで同紙編集部に所属する。休刊後は鉄鋼工業新聞社を主宰しながら、依頼があった際にプロレス関連の取材・執筆を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鉄之助
255
「UWF本」は、数々あれど、客観的な資料や証言をわかりやすくまとめた、決定版だ。1984年4月11日、大宮スケートセンターでの第1次UWFの旗揚げ試合を観戦した、私としては、当時の熱気とファンの戸惑い、の裏にあった真実を再確認できた気がする。圧巻は、旗揚げ戦のポスター。実質的な黒幕であり、顧問の新間寿氏が、選手より大きく中央にマイクを握って立っている、前代未聞のポスターが、稀有の団体を象徴。給料遅配8ヶ月、食べ物も乏しく、貧しかったが、志が高く、キラキラと輝いていたあの頃…。選手たちの息遣いが感じられた。2024/06/05
Y2K☮
33
だいぶ前に休刊した週刊ファイトの名物記者によるUWFの思い出話。噂には聞いていたが、井上編集長の業界への醒めた目線(選手との距離の取り方も含む)及び相反するワーカホリックが半端ない。生業よりも使命や天命、修行に近い。想像以上の薄給と激務に加えて「結婚したら男はおしまい。仕事ができなくなる」とか。プロレスの内実をわかったうえで様々な角度から深読みを試み、各々の感性で楽しむライフスタイルを読者へ提供。あのターザン山本が引き継いだいわゆる「活字プロレス」の元祖は彼だった。ちなみに著者の名字は「ほおかべ」と読む。2022/06/28
0607xxx
12
世代ではないが、UWFひいては前田日明が好きだ。色んな人に翻弄されながら進んで行くUWFという団体と前田日明をはじめとする選手達の逸話は相変わらず飽きさせない。2016/03/21
摩訶不志木
8
UWFに関するエピソードは面白く、最後の前田日明との対談も良かった。プロレス専門誌を作るということのハードさを知ることができた。I編集長やばい。2019/10/30
snakedoctorK
6
青春時代に読みふけった週刊ファイト。 青春時代にはまった、UWF。 なつかしい。2016/03/17
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