出版社内容情報
倉本 聰[クラモト ソウ]
著・文・その他
目次
欲しがりません
闇の情景
戦いのルール
卑怯について
雷おやじの哀歌
一片の瓦礫
子供の世界
屋根は見ていた
あとがきに代えて―深さの記憶
著者等紹介
倉本聰[クラモトソウ]
1935年、東京都出身。作家・脚本家・劇作家・演出家。東京大学文学部美学科卒業後、1959年ニッポン放送入社。1963年に退社後、脚本家として独立。1977年、富良野に移住。1984年から2010年まで、役者やシナリオライターを養成する私塾「富良野塾」を主宰。この26年間に育てた「富良野塾」の卒業生とともに創作集団「富良野GROUP」を立ち上げ、現在は主に舞台公演を中心に活動している。2006年より「NPO法人富良野自然塾」を主宰し、閉鎖されたゴルフ場に植樹をし、元の森に返す自然返還事業と、そのフィールドを使った環境教育プログラム活動を積極的に行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
49
この本を紹介してくれた人物含め思う所が多すぎてここに書ききれないのでブログの方のリンクを張る。 昭和からの遺言。|https://ameblo.jp/ashikuboy/entry-12458996824.html 良し悪しはさておき根絶やしにされた昭和の生き様。自分は今の生き方は捨てられないが昭和の価値の延長で生きたとしたら自分はどうなっただろうかと考える。懐古厨乙。では片付けられないし片付いてほしくない。★★★☆☆2019/05/04
ichi
20
【図書館本】著者の少年期の戦後の時代を懐かしみながらの愚痴本といった印象。辛口になってしまいますが、昭和の昔の時代は生活が大変だったけど、人間性はみな良かった。現代はみな便利になり、人間関係は希薄となり淋しくなった。と言っている。偏りがちな独り言のような感じでした。2016/06/19
しゃんしゃん
8
天を深く見る 雲を深く見る 水を深く見る 風を深く見る すると緑が深くなる 稲穂の黄色が深くなる 川の流れが深くなる 空の蒼さが深くなる 人との交わりも深くなる そして倖せが深く見える 昨日まで不満たらたらだったあらゆるものが突然深い倖せ色に輝いて見える。それが元々昭和という時代の 俺たち原人の生き方だったのさ。 300万人を超える国民が戦争で死んだ昭和。歴史を知り学ぶことは今を生きる人間の責務だと思う。2016/10/10
雛
7
「北の国から」にハマって、倉本聰さんの著書デビュー。私は昭和生まれ。平成の人たちには昭和生まれ?と驚かれるけど、昭和生まれで良かったと思っています。世の中、色々便利になったけれど世の中に不満を感じでいる方も多いはず。便利を知ってしまった今、あの頃に戻るのは難しいけれど昭和という時代を振り返ること、知ることで何かが変わるといいなと感じました。2017/03/11
Haruka Fukuhara
5
散文詩みたいな本。頭悪いっていうけどこの人東大出てるんだよね。言わんとするところは何となくわかるけど。色々と考えさせられた。2017/03/04