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内容説明
『あの花』を見た僕達はどうして涙を流すのだろう?めんまは何のために甦ってきたのか?「超平和バスターズ」は本当に復活したのか?気鋭の文芸評論家が『あの花』の深層を読み解く!
目次
第1章 第1話~第10話完全解読(めんまの造形;回顧=懐古のスタイル ほか)
第2章 ゴースト・ストーリーとしての『あの花』(ゴースト・ストーリーというジャンル;ゴーストはいかに描かれるか ほか)
第3章 「聖地」としての秩父(秩父の風土と歴史;反権力と自由の土地・秩父 ほか)
第4章 最終話完全解読(なぜめんまは成仏しなかったのか;あだ名をとり戻すということ ほか)
第5章 『あの花』はいかに作られたか(長井龍雪氏インタビュー;岡田麿里氏インタビュー)
著者等紹介
榎本正樹[エノモトマサキ]
文芸評論家。1962年千葉県生まれ。専修大学大学院文学研究科後期博士課程修了。博士(文学)。現在、複数の大学で講義を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
参謀
4
この前聖地巡礼したばかりだし、表紙にイラストまで掲載されているから、それなりのものだろうと思って読もうと思ったのですが、完全に間違いでした。アニメは自分の感性だけで見て、終えておいた方がやはりいいですね。正直、小難しい解説なんていらないんですよ。「エヴァ」みたいな謎が多い作品は解説は必要ですけども、「あの花」のような感動ストーリーには全く必要ないですね。ゴースト・ストーリーとしてなんて考察はいらないし、聖地としては「るるぶ」のほうがよっぽどよかったです。参考文献多過ぎだし…アニメは見て感じて何ぼでしょ!?2014/10/14
ゆたんぽ
3
最初のあらすじと、最終話のあらすじ、インタビューは読みやすいし、興味深い話なんかもあって面白かった。ただ、途中の秩父やゴーストストーリーのくだりの話はあんなに盛り込まなくても良かったんじゃないかなあと、思った。特に、秩父の土地の話は読んでいて苦痛(退屈)な部分もあり、挫折しそうだった。著者が研究者で、深く掘り下げているところが私にとっては裏目に出てしまった本だった。2015/04/08
F谷さん
1
インタビュー部分はとても価値がある。しかし、それ以外の部分は正直微妙。無理くり震災と絡めたい欲がにじみ出ててやだ。評論てのは、その時期の時事ねたに絡めれば言い訳じゃないと思うよ2015/01/02
代理
0
筆者による渾身のあらすじがわかりにくい。アニメの解読をやるなら『図』は絶対に必要だったと思う。筆者は秩父という場所に拘るのに、なぜ東日本大震災を絡めようとするのか?参考文献にアニメにまつわる本が無いのも愕然とした。『ゴーストストーリー』として捉えるなら一本は似たジャンルのアニメも取り上げるべきだと思う。『あの花』に対して『日常系』という表現を本書は多用するが、だったら『日常系』の考察もすべきだ。完全解読では全く無いし、面白くもない。2016/07/18
いっしー
0
ここ何年かのアニメのなかではもっとも熱心にみた「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」全話の解説を読むとあらためてアニメの方をみたくなる。監督の長井龍雪と脚本の岡田麿里のインタビューもとても興味深いものであった。この2人が作るガンダムの新作がどんなものになるのか、今とても楽しみにしている。2015/07/31