都市を滅ぼせ―目から鱗の未来文明論

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575306804
  • NDC分類 361.78
  • Cコード C0095

内容説明

繁栄や利潤にこだわり、恐竜と同じ道を辿るのか?愉楽や便利さと決別し、土と共に生きるのか?

目次

第1章 都市の悪
第2章 都市と田舎
第3章 都市の起源
第4章 都市を滅ぼせ
第5章 都市からの離脱
第6章 都市の自滅
第7章 民族皆農
第8章 独立農業
第9章 都市と食糧

著者等紹介

中島正[ナカシマタダシ]
1920(大正9)年、岐阜県生まれ。陸軍工科学校卒。台湾で終戦をむかえ、歸國後現在まで岐阜の山間地にて小農暮らしを続けている。1954(昭和29)年より、自然循環型自給自足農業の一環として養鶏を始める。「薬を与えず自然を与えよ」の考えで小羽数、平飼いによる自然卵養鶏の飼育技術を確立し、養鶏に関する記事や書籍を数多く執筆。また江戸時代中期の思想家、安藤昌益の研究家としても知られ、農耕をよりどころにする生き方を自ら実践し説いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

36
ショッキングな題名に込められたメッセージは、都市は非自給的・非生産的であり、奪うことで窮地に陥れ、人類と地球に障害を及ぼすという事。北海道の富良野で自給自足の生活を追求した倉本聰が大絶賛するのも、さもありなん。コトラーは世界は都市間競争の時代に入ったと喧伝していますが、岐阜の農民作家である本著者の哲学は、それとは真逆ですね。2017/03/18

ロータス

1
『みの日記』で服部みれいさんが推薦していたので読んだ。都会の人間は自分では何も作らず買うだけ消費するだけ。それでは放っておいても人類は滅びる。地球に住む以上せめて自分が食べる分の食料は自分で作れ、という至極真っ当だが、なんとも過激な主張の本だった。とはいえ、エレベーターや自動ドアを止めて電力消費量を下げようという考えは、電力の節約を呼びかけてる今こそ率先して行われるべきだし、「こんなの理想論だ」と一笑に付してはならないはず。できることから、だな。2021/01/17

まっちゃん

0
今の生き方を再考させられる一書となりました。過激とも思える内容でありましたが、それは翻って我々が突き進んできた都市化、文明化こそが自然環境にとっては過激なものであり、筆者の表現はそれを代弁している ものであると感じました。2015/02/01

健康平和研究所

0
朝来市のあ~す農場の大森昌也さんがよく引用しているので読みたいと思っていた 著者は安藤昌益(江戸時代の人で「万人直耕」を唱えた)の研究家でもある 公害を追放しようとするなら都市を滅ぼさねばならない という言葉が扉にある 生き甲斐の喪失をごまかすおびただしいアルコール類 という言葉に教えられ、ワインをよく飲んでいたがやめることにした 生食についても記述がある 安藤昌益は「万人直耕」、福岡正信は「国民皆農」、中島正は「民族皆農」 2014/09/27

130

0
共感できない部分もあったが、深く重たい言葉が多かった作品。 個人的には、ポルポトの都市を壊滅させた話は好き。2018/12/02

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