内容説明
アイスホッケー女子日本代表、悲願だった夢の舞台へ―これまでプレーをしてきたすべての選手、支えてくれた家族、仲間たちの夢をかなえるために、世界の強豪に挑む!!感動のスポーツノンフィクション。
目次
父と娘の大逆転シュート!スマイルジャパン主将、大澤ちほ
神が舞い下りるエース、久保英恵
笑顔いっぱいムードメーカー、中村亜実
父娘鷹の絆―床亜矢可、秦留可姉妹
二度目のオリンピアン―最年長、近藤陽子
3.11の誓い―前キャプテン、平野由佳
得たものは、五輪切符。そして、自分の足で生きていくこと
アイスホッケー女子日本代表、「スマイル!」までの道のり
そして、ソチ五輪へ「NOチューチョ(躊躇)!」
著者等紹介
神津伸子[コウズノブコ]
1960年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、OLを経て、産経新聞社入社。文化部、社会部の記者として活動。1994年から4年間、カナダ・トロントに移り住み、フリーランスとして独立。本場でアイスホッケーの魅力にはまる。帰国後も、書籍、雑誌、新聞などでライターとして活躍。スポーツを中心に取材、執筆を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らむり
31
女子アイスホッケーを取り巻く環境は数年前よりはマシだけれど、まだまだですね。そんな中をスマイルで乗り越えた日本代表選手(スマイルジャパン)たち。ソチでは残念だったけど、これからも応援したくなる一冊です☆2014/03/15
けんとまん1007
14
スポーツ、それも、いわゆるマイナースポーツと言われる競技種目はたくさんある。その中でも、オリンピック・スポーツとなると、俄然、注目度が上がる。アイスホッケーもそんな一つだったと思う。中にあるとおり、そこに至るまでの苦闘といっていいことが、とても心に迫ってくる。女子の団体競技にその傾向があるのかと思う。自分だけでなく、家族の支えがないとたちゆかない状況。企業スポーツのありかた。馴染みのないというか、見えにくい部分が書かれていて、考えさせられる。ただ、ここには明日への希望もたくさんある。2015/03/08
スプリント
4
長野五輪以来のオリンピック出場を果たした女子アイホの応援本です。他の女子スポーツ同様に練習環境や生活は厳しいなかストイックにアイホに打ち込む姿に感動します。前半は主要な選手の紹介ですがやはり父親をはじめとした家族がアイホ経験者である選手が多いようですね。今後の課題としてはアイホにチャレンジする一般選手の裾野を広げることにあるように思えます。2014/03/30
Ken
4
私はアイスホッケーについて何も知らない愚か者だが、著者と間接的なご縁があって読む機会を頂いた。感動的なノンフィクションだった。 16年前、女子アイスホッケーが五輪種目となったのが長野。この間の五輪への選抜大会でもあと一歩の時もありながら夢が叶わなかったが、ソチ代表に選抜された選手たちは諦めなかった。アイスホッケーも家族の尽力なくしては継続できないスポーツであり、資金援助や精神面のサポートなど苦しい日々がみなに共通してあった。(つづく) 2014/01/30
二階堂聖
3
ソチ五輪前に読むべき本だったのだろう。スマイルジャパン、アイスホッケー女子代表のチーム&主要選手紹介本。マイナースポーツの難しさと魅力を伝えてくれる。『「スマイル!」 カナダ人コーチ、カーラ・マクラウドがチームにもたらした、何よりも重要なもののひとつだ。カーラの笑顔、声かけは、チームに不可欠なものになっていった。(P218)』監督やコーチによってチームが変わる様もおもしろい。山家コーチのメンタルトレーニングはチームリーダーに参考になるものもありそう。2014/05/25