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裁かれるのは我なり―袴田事件主任裁判官三十九年目の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575302271
  • NDC分類 326.23
  • Cコード C0095

内容説明

これは冤罪だ。わが使命は「真実の告白」。

目次

第1章 止まった時計
第2章 心やさしきボクサー
第3章 自白への二十日間
第4章 死刑判決
第5章 苦悩のパラドックス
第6章 真実の法廷

著者等紹介

山平重樹[ヤマダイラシゲキ]
1953年山形県生まれ。ルポ、小説などで健筆をふるう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@ヴィタリにゃん

55
全く何やってんの?警察、検事、裁判官色々!!!どうしたって冤罪で無罪でしょうに!!!どういう理屈で有罪しかも死刑囚・・・前に釈放された袴田さんがボクシングのチャンピオンベルトを貰って嬉しそうにされていた姿を思い出します。現在、86歳。ご健在です。ずっと長生きしてほしいです。釈放で無罪かと思ったら未だに「死刑囚」のままだとか。色々と腹立たしい事件です。刑を決めるのは裁判官の多数決とか莫迦じゃないの???どうぞ袴田さん、いつまでもお元気で!!!2021/04/17

あられ

10
この本が出版されて13年、2023年、漸く再審が開始される。他人事ながら、ほっとしている。冤罪事件だとは知っていたが、このような経緯があったとは。熊本典道・元裁判官の苦悩。袴田巌さんの苦悩、無実であると裁判所では認めてもらえると思っていらっしゃったのに。無罪判決が書けなかった、そこ、多数決でよいのか? 裁判官全員一致にしなくてはいけないのでは。そもそも、死刑制度があるのがいけない。もし執行されていたら、と思うとぞっとする。←冤罪で執行されたひともいる。取りかえしがつかない。2023/04/01

takao

2
ふむ2022/12/05

Ayumi Katayama

2
やりきれない、やるせない。何故こんなことになってしまったのか。証拠を捏造し犯人を仕立て上げた警察が悪いのか。自供以外の証拠もないまま起訴した検察が悪いのか。疑わしきは有罪とした裁判所が悪いのか。裏付けも取らず警察発表を垂れ流しただけのメディアが悪いのか。その報道を疑いもせずうのみにした世間が悪いのか。こう考えてみると、日本が、いや日本国民全員が袴田氏に詫びねばならないのではないかと思えてくる。2016/05/31

北条ひかり

2
3時間49分(神奈川ライトハウスと音訳者さんに感謝) 司法試験を首席で合格し将来を嘱望されていたエリート裁判官が、無罪を確信していたにもかかわらず、3人の裁判官で構成される合議体で少数意見となってしまい、自ら死刑判決を書く羽目に陥り、人生を転落していく。冤罪で死刑判決を受けた袴田さんは、40年以上も無実の罪で拘置されたため、人生の大半を無為に過ごす結果となったが、裁判官も人生を駄目にしてしまった。ただ、この本は美しい側面だけが描かれているようなので、「袴田事件を裁いた男」という本も読んでみたい。2015/08/05

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