青い空、白い雲、しゅーっという落語

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575300819
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0095

内容説明

寄席で出会った奇天烈話40!!人気落語家10人たっぷりインタビューも収録。

目次

もぎりがきちんともぎってくれない
自由解放区浅草、S字の戦い
文楽の頭で蠅が、手を擦る足を擦る
江戸の麻布にペペロンチーノの香り
円朝祭を襲うキーンとした宇宙の邪悪な意思
川崎の志ん朝チケットとの戦いが始まった
銀座の時事通信ホールに響く不気味な足音
小朝の独演会は亀有か亀梨か亀戸か
芝浦の公民館の独演会は客四人
高座で噺家が黙り込んでしまう瞬間〔ほか〕

著者等紹介

堀井憲一郎[ホリイケンイチロウ]
1958年生まれ。京都市出身。コラムニスト。週刊文春にて「ホリイのずんずん調査」を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

道楽モン

20
現在、日本で1、2を争う屈指の落語鑑賞家である著者による、落語そのものではなく、落語や落語会にまつわるエッセイと現役の噺家インタビューの2本立て。争う気持ちは毛頭無いし、半可通が勝てる訳もない年間鑑賞数だが、あくまでも個人としての落語観が基本なので、読者はその強烈なパワーに押される必要はない。この時代、こうした状況で落語を愛している人がいるんだなという程度で十分だろう。筆者も自分の価値観を押し付ける事なく淡々と書いている。落語好きは本書を手慰み程度で読むだろうし、緩やかな時の流れにたゆたう心地良さなのだ。2024/01/31

gtn

12
談志以外が九代目文楽のことを「セコ文楽」という権利はない。著者の傲岸不遜が鼻につく。2020/02/24

くり坊

9
ずいぶん前に読んだ本だけど、このタイトルが好きなんで登録しておこう。「青い空、白い雲、しゅーっという落語」すごくいいフレーズ。中身も面白いけど、堀井さんの本の中ではそんなに売れてないのかな、(まあ落語に興味がない人は手に取らないか)。2015/04/03

くま

5
素晴らしく面白い本でした。前半は堀井さんの落語鑑賞のエッセイで、後半はいま旬の噺家への各2時間のインタビュー。後半も大分貴重で面白いけど、前半のエッセイが好きだなー。愛と知識とユーモアに満ち溢れていて、落語ファンでなくても十分楽しい。そして落語ファンならにやにやしちゃうこと間違いなし。図書館で借りて読んだのだけど、買うことにしました。小三治のぼくうたを酷評してる人はじめてみた(笑)2011/11/07

桔梗屋

2
「50歳になったら寄席に行って落語を聴こう」と心中秘かに決めていたのですが、いざ50になってみると、全然心と財布に余裕が無くなっているというね…教訓としては「とっとと行っとけ」と。それにしても堀井さん、こんなに落語聴きに行きまくって、仕事やれんのか…と思いつつ、いや、これも仕事の一環か。自分の好きなことを好きと言い続け、全面展開すると、それが仕事になったりするという幸せな実例を前に、こういうスタンスを保ちたいなあ、と憧れます(実現までどれだけかかるのか、と思うけど)噺家さん達へのインタビューも実に濃いめ。2020/03/20

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