内容説明
酒器は、特別な器である。ただ軽ければ、呑みやすければ、いいわけではない。器としての機能をもちつつ、心地よい形があり、手触り、口ざわりというものがある。現代を代表する備前や唐津の陶芸家たちは、酒器づくりに、どのような土を使い、どう成型しているのか。そして、どのような釉を使い、どう焼成しているのか。どこに技法のポイントがあるのか。酒器は、小さな器である。しかし、酒器づくりには、やきものづくりの極意が結集されている。
目次
備前―古備前から金重陶陽へ
唐津―古唐津のぐい呑み
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- 和書
- 資本主義日本の地域構造