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内容説明
ヒット曲「めくれたオレンジ」「カナリヤ鳴く空」「美しく燃える森」の作詞者である著者が、携帯メールで綴った渾身のメッセージ!谷中敦第一詩集。
目次
放浪のメモランダム
消えゆくデータ
ミュート
木の葉の記憶
タダの手帖
悪戯な指
冬の街、黒い服の天使
悲しみの消去法
夕暮れ墓の宇宙船
籤には当たる人がいる
茂みの浮き寝
著者等紹介
谷中敦[ヤナカアツシ]
12月25日生まれ。東京都出身。読書と映画鑑賞をこよなく愛す。東京スカパラダイスオーケストラのメンバーとしてバリトンサックスを担当。また、連続ヒットを記録した歌もの三部作「めくれたオレンジ」「カナリヤ鳴く空」「美しく燃える森」の作詞を手がける。演奏者、作詞者として活躍のかたわら、DJを定期的に務めたり、舞台で朗読を披露したり、自己のファッションブランドを立ち上げたりするなど、まさにマルチに才能を発揮。ここ数年、日夜、携帯電話メールを使っての詩作に没頭、メールで詩を“献呈”された友人は数知れず
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kavi
0
スカパラの谷中さんが好きで読んでみたのだけど、繊細な人なんだなぁ。と、遠ざかる。詩人はやっぱりこうなのね。
4423
0
業務用の無塩バターを出されて、プラスチックのナイフで切りとっているような、そんな感覚。 噛み砕くように小さく切りわけたいのに、塊ごと読まざるを得ず、さらに谷中さんの言葉はかなり独特なので読むのに苦労する。だけどそれでいい。さらさらと読み飛ばして、印象に残る言葉だけをすくいあげればいいのだ。 ところどころに挟まる写真がお洒落。ケーキを食べ終わったあとの残りカスと散らばるフォークの図が最高に痺れる。 『言葉が一流でも思いがいい加減だと届きづらいとわかったから』という言葉だけがぐさぐさ突き刺さった。 2020/02/01