内容説明
沖縄の老人力。人生に迷ったら、沖縄でオバァに会え。
目次
第1章 オバァはハタ迷惑なのだの巻
第2章 オバァは元気なのだの巻
第3章 オバァはアッパレなのだの巻
第4章 オバァはおちゃめなのだの巻
第5章 オバァは色っぽいのだの巻
第6章 オバァは哲学なのだの巻
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すぱちゃん
24
ウチナーオバァ、最強です。最強と言ってもぎすぎすした感じではなく、ときにはユーモアを交えながら世間との繋がりを持ち、逞しく生きるオバァたち。実は優しい存在なのでしょう。ウチナーオバァはとても輝いていて、ナイチャーオバァとはどこか違うような気がする。身体に良い食事をし、イキイキと働き、頭も心も柔軟です。生きることを楽しんでいるように思います。ユンタクしながらもやしのひげとりとか時間の潰しかたも無駄にはしません。そうやって生きてるから長寿なのかもしれません。あと、よく歩く。現在のオバァも引き継いでるのかなぁ?2020/10/26
Machida Hiroshi
9
本書は、ウチナーンチュが語ったという「僕らはさー、オバァがいるから人生を迷わず生きていかれるんだ」という言葉を冒頭に据え、沖縄のオバァたちが今の日本に救いをもたらすのでは無いかと思い至った沖縄オバァ研究会の面々が集めた素敵過ぎるオバァたちの逸話を書き綴った本です。僕が沖縄に行き始めた14年前は、確かにこんなオバァたちを公設市場周辺などでたくさん見かける事ができました。しかし、時が経つにつれて年々戦争をくぐり抜けてきたような筋金入りのオバァの姿を見かけることが減ってきたような気がして寂しい限りです。2018/01/24
ヒトコ
8
傍若無人とも言えるけど、達観してこだわりなく、元気でお茶目なオバァたちの行動言動録。あの大戦を生き抜き、アメリカ統治から本土復帰と激動の時代に、家族を守って生きてきた女性たちの力強さを感じる。15年前の出版なので、オバァたちも世代交代してるかもしれないけど、このスピリットは継承してほしいな。2015/07/20
やてつ
6
週末は沖縄。予習のために一読。 今回は国際通りのA&Wにあるルートビアというノンアルコール飲料は是非飲みたい。 ヤンバルの虫を潰したような味と言われても解らないので(笑) 素敵なオバァとの出逢いがありますように!2013/02/06
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き
4
友人から拝借。読んでみたら2000年に購入して東京の友人にプレゼントした本だった。装丁と表紙裏の挿絵もいい感じ。沖縄のオバァたちのユーモアとパワフルさを記帳。ナイチャ―からの視点とウチナンチュからの視点、方言を交えてるのでウチナー文化を知りたい人にもいいかもね。私のオバァはこれ読む限りはどっちかというと優しくて上品だったんだな。オジィの妻だもんな、そりゃそうだ。県外在住の学生が読むのもいいかもね。ストレスフリーな沖縄のオバァたちに乾杯!柳田國男を研究してる人も読んでみるといいかもね(笑)2013/01/15