内容説明
一頭のロバと青年の踏破距離５７００ｋｍ・３０７日の徒歩紀行。
目次
ロバに蹴られて折れたのさ
左とん平、かっ飛び君を売ってくれるの巻
南米で最も不幸なロバ
いざ出発。６０００キロのロバ旅行
ゴルゴタのキリストのように
「頭ぶっ飛ばすぞ！」
パブロフのぼる君が死んだ
シベリアに流刑になった政治犯が
そう。そこは川だったのだ
ピストルが見つかった！？〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
13
大学生の著者が相棒のロバを連れて、南米6000キロを徒歩旅行する。険しい高地や砂漠の苛酷な環境を基本野宿で凌いでゆく。そこに強盗や激しい風雪が追い打ちをかけ、ロバは崖から落ちるし強欲な役人の標的になるしで、全くよくぞ生きて帰れたものだ。この様に著者は驚くべき生命力を発揮するが、別に大それた理念を説く訳ではなく、随所で実に人間臭いヘタレ振りも見せてくれる。その辺がこの本の魅力で、簡単には経験できない冒険を凡人の感性でレポートしてくれている。これは相当凄いことだと思うのだ。2015/09/13
el_desvios
0
はじめはロバとの付き合いに共感できないところもあったけど、旅が続いて行くとともに変わっていくのがなかなか面白かった。2022/08/15
