出版社内容情報
武田信玄が犯した5つの悪行がある――。設楽ヶ原の合戦に敗れた混乱の武田家の中で、信玄の娘・松姫は兄・勝頼からその事実を知らされる。父は悪か、それとも、正義か。真実を知るために、松姫は馬に乗る。かつての父を知りし人々を求める彼女が辿り着いたのは、誰も知らない父の真の姿だった。
【目次】
内容説明
武田信玄が犯した5つの悪行がある―。長篠の合戦に敗れた混乱の武田家の中で、信玄の娘・松姫は兄・勝頼からその事実を明かされる。父は悪か、それとも、正義か。真実を求め、松姫は馬に乗る。かつての父を知る人々によって彼女が辿り着いたのは、誰も知らない父の真の姿だった。
著者等紹介
木下昌輝[キノシタマサキ]
1974年奈良県出身。2012年に『宇喜多の捨て嫁』で第92回オール讀物新人賞を受賞。14年刊行の同作で第152回直木賞候補作となり、第4回歴史時代作家クラブ賞新人賞、第9回舟橋聖一文学賞、第2回高校生直木賞を受賞した。16年刊行の『天下一の軽口男』で第7回大阪ほんま本大賞、18年刊行の『絵金、闇を塗る』で第7回野村胡堂文学賞、24年刊行の『愚道一休』で第10回渡辺淳一文学賞、第44回新田次郎文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
104
信玄の娘・松姫を主役に据えての父親・信玄を、あの頃を、甲斐を、諏訪を武田を読む。五つの悪行を解くには五つの封印紐を集めねばならない。その過程で松姫自身の覚悟、深慮・・木下さんの手によって魅力的な女性が頭に浮かんでいた(大河ドラマになってもいいんじゃないかな?)読みながら、今のこの国の政がちらついたもしたが、裏切ったり謀ったり誰と組む?この国(世界中も同じ?)は昔々から同じようなことやってきてるのね。安寧って言葉は絵に描いた餅なのかもねぇ。久しぶりの木下さんを堪能した。2026/06/13
イトノコ
16
キンドル。戦国時代、武田信玄は突然織田との同盟を破棄し三河に侵攻。信玄の没後に領国は織田に蹂躙される。信玄の娘、松姫は父の残した「悪行」の秘密を探し戦場を彷徨う。/決められた織田との婚姻、しかし近づく戦火の気配と、名作「宇喜多」を彷彿とさせる始まり。隠された信玄の為人が周囲の人々から語られるのもまた然りだが…ちょっと詰め込み過ぎた感はあるか。しかし最後に明かされる武田の「宝」の正体…まさか彼らに繋がるとは(もっと歴史に詳しい人なら周知かもだが)。佐藤嚴太郎さんのアノ作品を読み返したくなった。2026/05/22
ナンシー
2
信玄の悪行については謎解きというより複眼視、キノシタマサキお得意の展開、すばらしい。ただ,殺し方のエグみが強くて辛かった…2026/05/27




