出版社内容情報
時は明治三十九年。帝大生・斎木啓吾には誰にも言えない秘密があった。それは、この世ならざる「霊異」が視えてしまうこと。平穏な生活を望む啓吾だったが、心霊研究者を名乗る子爵家の若様・連翹寺正周にその体質を知られてしまう。正周の「目」として、帝都で起きる不可解な事件に半ば強引に巻き込まれていく啓吾。現世に未練を残す魂が、彼らに託す「最期の願い」とは――。霊が視える帝大生と、視えない心霊研究者。人情と謎が交錯する、明治霊異譚。
【目次】
内容説明
時は明治三十九年。帝大生の斎木啓吾には誰にも言えない秘密があった。それは、この世ならざる霊が視えること。心霊研究に心酔する子爵家の次男坊である連翹寺正周にその体質を知られてしまい、以降、正周の「目」として帝都で起きる、奇っ怪な事件に巻き込まれていく。調査するうちに見えてくるのは、霊異の裏に潜む、ままならない人生を懸命に生きた人々の想いだった。家族、友人、愛する人へ―この世に未練を残し彷徨う魂に、二人が託された願いとは。
著者等紹介
永井紗耶子[ナガイサヤコ]
1977年、神奈川県出身。慶應義塾大学文学部卒業。佛教大学大学院にて、仏教文化を学び修士号取得。2010年、『絡繰り心中』で第11回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。『商う狼 ―江戸商人 杉本茂十郎―』で21年に第40回新田次郎文学賞を受賞する。23年、『木挽町のあだ討ち』で第36回山本周五郎賞と第169回直木賞のダブル受賞を果たした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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