めぐる糸―明治浪漫霊異譚

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めぐる糸―明治浪漫霊異譚

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575248890
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

時は明治三十九年。帝大生・斎木啓吾には誰にも言えない秘密があった。それは、この世ならざる「霊異」が視えてしまうこと。平穏な生活を望む啓吾だったが、心霊研究者を名乗る子爵家の若様・連翹寺正周にその体質を知られてしまう。正周の「目」として、帝都で起きる不可解な事件に半ば強引に巻き込まれていく啓吾。現世に未練を残す魂が、彼らに託す「最期の願い」とは――。霊が視える帝大生と、視えない心霊研究者。人情と謎が交錯する、明治霊異譚。


【目次】

内容説明

時は明治三十九年。帝大生の斎木啓吾には誰にも言えない秘密があった。それは、この世ならざる霊が視えること。心霊研究に心酔する子爵家の次男坊である連翹寺正周にその体質を知られてしまい、以降、正周の「目」として帝都で起きる、奇っ怪な事件に巻き込まれていく。調査するうちに見えてくるのは、霊異の裏に潜む、ままならない人生を懸命に生きた人々の想いだった。家族、友人、愛する人へ―この世に未練を残し彷徨う魂に、二人が託された願いとは。

著者等紹介

永井紗耶子[ナガイサヤコ]
1977年、神奈川県出身。慶應義塾大学文学部卒業。佛教大学大学院にて、仏教文化を学び修士号取得。2010年、『絡繰り心中』で第11回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。『商う狼 ―江戸商人 杉本茂十郎―』で21年に第40回新田次郎文学賞を受賞する。23年、『木挽町のあだ討ち』で第36回山本周五郎賞と第169回直木賞のダブル受賞を果たした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

121
視えるとか、視えないとか・・苦手なのに永井さんだから読んじゃう。そう!それは哀しくも楽しい読書時間だった。霊が視える帝大生・啓吾と、視えない心霊学者・正周コンビが好いのだ。連作5話と、この先もあるのよと楽しみにさせてくれる結び。やっぱり永井さんが好きだと再認識させてくれる本作はなんと、今冬第弾が刊行予定らしい(嬉)時には知らない方がいいこともあり、縁があればまた会うと峯斎が言う「凛」は何処にいるのだろう。あぁ、次が待ち遠しい。2026/06/11

かんらんしゃ🎡

38
▼はぁ~、いいなあ。永井さんの作品は安心して読める。以前から西條奈加さんと空気が似てると感じてたが、今作の怪異に人情を絡ませた話はホント錯覚してしまうほど。▼人外が見える主人公。でも面倒事にゃ関わりたくない。そこへ絡んでくる華族のボンボンは、良き相棒であり面倒事の運び屋だ。奇譚ではあるが、話にも周りの人にも温もりあるし、ふんわりしたユーモアは著者お手のもの。第3話は江戸川乱歩のような世界観でこれもまたドップリ浸れる。2026/05/22

りらこ

33
「視える」主人公と「視えたい」若様とのバディが絶妙。 舞台は明治の帝都。路面電車が走り、車が珍しい時代。 華族の若様と帝大生の主人公が「視えてしまった」ために関わっていく様々な事柄。 それらは事件もあれば、誰かの心が傷つきながらも埋もれてしまいがちな出来事だったりする。 丁寧な筆致で心の動きや、場面がえがき出される様は、見事というしかない。この世界が好きになってしまったので、続編を期待!と思って調べたらもう続編もネット上にはあって、しかも完結している様子です… 2026/05/21

nyanco

33
見たくないのに霊が視えてしまう帝大生・斎木啓吾と 見えないけど視たくて堪らない子爵家の若様・連翹寺正周 舞台は、明治39年の帝都 新万世橋、浅草十二階、銀座の街並み レトロな時代背景 二人は不可思議な事件に引き寄せられていく 探偵コンビの二人のキャラクターがとても素敵 二人の出逢のきっかけとなる正周の祖母・御門跡様のキャラクターもとても良く、彼女を介して全てが繫がり始める構成もとても良かったです。 まだまだ彼らの世界から帰りたくない… 調べてみると今冬シリーズ第2段刊行予定!って 何て嬉しい →続2026/05/19

Roko

31
帝大生・斎木啓吾には秘密がありました。彼には、普通の人には見えない「霊」が見えてしまうのです。自分に見えているものが、自分にしか見えないのかどうかなんて、瞬間に判断することはできません。時には会話できることもあります。そんな彼の姿を知らない人に見られてしまったら、啓吾自身が頭のおかしい人、怪しい人だと思われるかもしれません。彼の母親にも同じような能力があるようで、それは他の人には見えないものだから、黙っているようにと言われて育ちました。#めぐる糸明治浪漫霊異譚 #NetGalleyJP2026/05/20

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