部屋には葦が生えている

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  • サイズ 46判/ページ数 392p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575248371
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

気づかぬうちに犯罪の片棒を担ぐことになってしまった「私」は、共に逃亡することになった手塚という男と話すうち、幼少の頃、解けないはずの謎を解いてしまったことを思い出す。それはノストラダムスの大予言に世間が騒然としていた1998年の思い出。ひと夏立ち寄った海沿いの町で、かつて「ぼく」だった「私」はかけがえのない友人と出会い、償うことの出来ない過ちを犯した。「私」は過去と向き合うため、記憶が眠るその町に向かうことになる。人間として思考し続けることの尊さを突き付ける、ジュブナイル×暗号ミステリ!


【目次】

内容説明

人生の袋小路で、気づかぬうちに犯罪の片棒を担ぐことになってしまった「私」は、共に逃亡する手塚という男と話すうち、かつて「解けないはずの謎」を解いてしまったことを思い出す。それはノストラダムスの大予言に世間が騒然としていた1998年の思い出。ひと夏を過ごした海沿いの町で、かつて「ぼく」だった「私」はかけがえのない友と出会い、決して償うことの出来ないひとつの過ちを犯してしまったのだった。「私」は過去と向き合うため、手塚と二人、記憶が眠るその町に向かうことになり…。思い出せる。あの季節のことは、やはり忘れてなんかいない。だというのに、肝心なことに靄がかかっている。私は一体、何を解いてしまったのか―

著者等紹介

新馬場新[シンバンバアラタ]
1993年神奈川県生まれ。明治大学法学部卒業。2020年『月曜日が、死んだ。』で第3回文芸社文庫NEO小説大賞を受賞しデビュー。22年『サマータイム・アイスバーグ』で第16回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞。24年『十五光年より遠くない』(ガガガ文庫)で第2回北上次郎オリジナル文庫大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

21
気づかぬうちに犯罪の片棒を担ぐことになってしまった主人公が、共に逃亡することになった手塚と話すうち、かつての夏の記憶を思い出していく青春ミステリ。ノストラダムスの大予言に世間が騒然としていた1998年夏にかけがえのない友人・夏と出会い、償うことの出来ない過ちを犯した過去。懐かしさとともに子どもならではの純粋な疑問や、暗号を解く興奮を思い出す一方で、考えることやなぜという問いを過去と現在を交錯させながら描いていて、今だから気付けることを噛み締めつつ、不器用でも考え続ける大切さが描かれる結末は良かったですね。2025/09/08

ほたる

8
世界が終わるかもしれないあの夏の思い出。暗号を解読するために思考を働かせること。夢中になって取り組んでいる姿が眩しかった。わけもわからず鵜呑みに出来るようになってしまった現代で、「考える」楽しさを知った思い出にもう一度目を向けるのが必要なんだ。2025/08/24

keisuke

3
少年の日の苦い思い出と、何も上手くいっていない現在が交差しつつ、過去の謎を紐解いていくミステリー。主人公(名前は暗号のままだけど、解読間違ってなければ『夏』と電車てことで良いはず)と同世代ってこともあって、1998年の描写が懐かしすぎてめちゃくちゃ引き込まれた。暗号も考えたら解ける内容で、読み応え十分。翻訳が辞書ひきながら小学生がしたにしては、意訳がうますぎる点は引っかかった。 2025/08/28

📖®書店員🍵

2
夏休みの学生さんに是非読んでほしい! 不穏で薄暗い冒頭から爽やかで鮮やかな夏への場面転換。過去の、ひと夏の思い出はぼくのなつやすみというゲームを連想させる。でもそこはゲームのように楽しく無邪気なだけでなく、ミステリの風が舞い込み子供なりに疑問をぶつけ、言葉を繋ぎ、感情を膨らませ、もがきながら小さな答えを見つけていく。『ぼくちゃん』の成長を垣間見れるし、『夏』との時間は唯一無二の思い出になる。所々掘り下げてほしいなと思う部分はあるが、最後の切なさに思わずうるっとしました……。2025/07/23

ぶんぶん

1
新馬場新さんは初読み作家さんです。 特殊詐欺の片棒を担いでたことに気づいた「私」はアジトから逃げ出した先で幼い頃に解き明かした謎とあの頃に想いを馳せる。 また現代に戻り何か展開するのかと思いきやずっと過去の話で終始、そしてこの物語の行く着く先はなんだろう?と思いながらだったので読むスピード乗らずでした。2025/08/11

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