出版社内容情報
気づかぬうちに犯罪の片棒を担ぐことになってしまった「私」は、共に逃亡することになった手塚という男と話すうち、幼少の頃、解けないはずの謎を解いてしまったことを思い出す。それはノストラダムスの大予言に世間が騒然としていた1998年の思い出。ひと夏立ち寄った海沿いの町で、かつて「ぼく」だった「私」はかけがえのない友人と出会い、償うことの出来ない過ちを犯した。「私」は過去と向き合うため、記憶が眠るその町に向かうことになる。人間として思考し続けることの尊さを突き付ける、ジュブナイル×暗号ミステリ!
【目次】
内容説明
人生の袋小路で、気づかぬうちに犯罪の片棒を担ぐことになってしまった「私」は、共に逃亡する手塚という男と話すうち、かつて「解けないはずの謎」を解いてしまったことを思い出す。それはノストラダムスの大予言に世間が騒然としていた1998年の思い出。ひと夏を過ごした海沿いの町で、かつて「ぼく」だった「私」はかけがえのない友と出会い、決して償うことの出来ないひとつの過ちを犯してしまったのだった。「私」は過去と向き合うため、手塚と二人、記憶が眠るその町に向かうことになり…。思い出せる。あの季節のことは、やはり忘れてなんかいない。だというのに、肝心なことに靄がかかっている。私は一体、何を解いてしまったのか―
著者等紹介
新馬場新[シンバンバアラタ]
1993年神奈川県生まれ。明治大学法学部卒業。2020年『月曜日が、死んだ。』で第3回文芸社文庫NEO小説大賞を受賞しデビュー。22年『サマータイム・アイスバーグ』で第16回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞。24年『十五光年より遠くない』(ガガガ文庫)で第2回北上次郎オリジナル文庫大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
ほたる
keisuke
📖®書店員🍵
ぶんぶん