烈風を斬れ

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575248241
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「神山藩シリーズ」で人気の著者による戦国歴史ロマン小説。豊臣秀次の遺児である孫七郎は、「大坂の陣」前夜、大坂方の密使として全国に散らばる牢人たちを説得する役目を受ける。家臣の源蔵、そして大坂方からの目付である左門とともに、最初に向かったのは紀州・九度山に蟄居する真田幸村のもとだったーー。なぜ父や兄弟たちは無残な死を遂げたのか、己は何者なのか。若者は旅を通して自らに向き合い、そして成長していく。戦国の烈風にさらされながらも、前を向き歩く若者たちの物語。


【目次】

内容説明

太閤・豊臣秀吉により自害に追い込まれた関白・豊臣秀次の遺児である孫七郎は、「大坂の陣」前夜、大坂方の密使として、全国に散らばる牢人たちを仲間に引き入れる役目を受ける。家臣の源蔵、大坂方からの目付である左門とともに、最初に向かったのは紀州・九度山に蟄居する真田幸村(信繁)のもとだったが、そこで謎の武士に襲われてしまう―。なぜ父は自害に追い込まれたのか。おのれは何者なのか。そして、孫七郎を襲う武士の正体とは!?若者は旅を通して自らに向き合い、成長していく。戦国の烈風にさらされながらも、前を向き歩く若者たちの物語。

著者等紹介

砂原浩太朗[スナハラコウタロウ]
1969年生まれ。兵庫県神戸市出身。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て、フリーのライター・編集・校正者に。2016年に「いのちがけ」で決戦!小説大賞を受賞しデビュー。21年に『高瀬庄左衛門御留書』が直木賞、山本周五郎賞候補になり注目を浴びる。同作は野村胡堂文学賞、舟橋聖一文学賞、本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞している。22年『黛家の兄弟』で山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いつでも母さん

130
私は砂原さんの父と子を描く話が好きだ。抑えた感情の中に冴えて鋭い情感の世界が好きだ。だから敢えて言いたい「甘~い」もの足りないのだ。それが正直な読後感。豊臣秀次の遺児・孫七郎が密使として大坂の陣に向けて真田幸村らを仲間に引き入れる顛末。だが本筋は父・秀次自害の謎、出自と自己確立の成長譚でもあった・・ふぅ、陰謀渦巻く時代背景の中、孫七郎のキャラは弱く周りを固める者たちが光る。が、烈風を斬ったのはくにだったかぁ!(←そこ?)2025/07/09

パトラッシュ

129
ずっと江戸時代を舞台にしてきた作者が、初めて戦国の気風が残る大坂冬の陣前夜を描く。関白秀次の忘れ形見である青年孫七郎が、迫りくる徳川との戦いに備え味方を募る旅をする設定が面白い。豊臣方でも否応なく影の存在たらざるを得ない微妙な立場で、しかも父秀次の死の謎を追う己の望みもあり、次々明らかになる予想外の事態に戸惑いながら生きる道を探る。これまでの作品では平和だが固定した社会で諦めと寂寥感が描かれてきたが、乱世故の自由と平和下のしがらみからの選択を迫られた孫七郎が過去を捨て愛する女を選ぶ結末は希望に満ちている。2025/07/11

hiace9000

107
関ケ原後、豊家が「大坂の陣」へと向かう前夜譚。戦国史実の隙に砂原創作ミステリーを挿しこみ描く歴史ロマン。関白秀次の落胤にして唯一の遺児・孫七郎は、大坂城より密命を受け、家臣の源蔵、左門らとともに隠密行に。謎の襲撃を幾度も搔い潜り命をすり減らすそれは、父の横死と眷属を巻き込んだかつての悲劇の真相と、父性のあり方を問う旅でもあった。今作はいつもの「静」より烈風に立ち向かう「動」にシフトした作風。それでもあえて描き過ぎぬ抑制の効いた砂原筆は、独特の「間」に人の翳りや憂い、仄かな幸や喜びを匂わせる妙味がある。2025/07/24

KAZOO

99
砂原さんの地方の小藩の連作小説から新しい分野への物語です。私は読んでいて隆慶一郎の時代ものを思い出しました。関ヶ原の戦いから「大坂の陣」の準備をしようとする豊臣方の話が中心となります。関白秀次の遺子が登場してその人物が各地方の反徳川方の浪人などを集めようとする話です。真田幸村や後藤又兵衛など有名人が登場します。続きがあると面白いのですが。2025/07/27

のぶ

72
豊臣秀次の遺児という設定が大いなるフィクションなので、もっと大掛かりなフィクションに終始してもいいかと思うが、全体的にこぢんまりとしている上に、生まれる前に切腹させられた父を想い、生きていくというところがどうも小説として弱いし面白くない。流麗な文章は変わらずだが、神山藩シリーズのような抜群のストーリテリングが影を潜めてしまったような印象で、とても寂しい。2025/07/14

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