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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575248197
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

正義系、暴露系、心霊系・・・・・配信の終了後に明かされる配信者たちの素顔とは!? 心霊系配信をはじめた先輩後輩コンビが赴いたのは、ある事件が起こった廃墟だった。そして、そこで新たな悲劇が起きる(「心霊系」)。気鋭の経営者に集められた考察系配信者たち。彼らに課されたのは、ある配信者の自殺の真実を考察することだった(「考察系」)ーー。ネット配信者たちの姿を描いた連作ミステリー。

内容説明

動画配信をテーマにした新進気鋭のミステリー作家による連作短編集。暴露系 暴露系動画チャンネルを運営する兄弟に週刊誌記者があるネタを提供してきたが、その裏にある罠とは!? 心霊系 廃墟や心霊スポットを紹介する心霊系配信者の先輩後輩コンビが出向いたのは連続殺人事件が起きた廃墟で…。 考察系 有名な考察系配信者が生配信の最中に席を外し、その後、死体となって見つかった。自殺か事件か―衝撃の結末が読者を待ち受ける。 救済系 樹海で発見された行旅死亡人の男性。その遺体の横には、若い女性のリュックサックがあった。リュックの持ち主とは!?そして「伝説の救済系」配信者とは!? 正義系 私人逮捕を晒していた正義系配信者が痴漢を現行犯逮捕した直後、電車に飛び込んで自殺した。その配信者の過去を調べていくと…。

著者等紹介

青本雪平[アオモトユキヒラ]
1990年生まれ。青森県出身。「ぼくのすきなせんせい」で第3回大藪春彦新人賞を受賞。2020年に初の長編小説『人鳥クインテット』でデビュー。二作目となる『バールの正しい使い方』が第26回大藪春彦賞候補になった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiace9000

126
世の中に、一定の…否、少なからぬ影響力すら持つようになってしまった配信動画。配信者の狙いは一攫千金か、自己承認か、はたまた一発逆転人生か。"ヤバめ"こそがバズる条件ともなるこの界隈、特にヤバめの配信者たちをモチーフにした五短編ミステリー。動画の「〇〇系」括りと、その"あるある感"づくりが実に巧み。また配信する側の後ろ暗い内実も抉りつつ、ミステリー仕立てにしてしまう発想と最終盤の連作仕掛けもなかなかのユニークさ。ただ、真相に迫る部分の鯖目ヒミコの正体と「匂わせホラー感」は賛否の分かれるところかもしれない。2025/07/06

yukaring

71
動画配信をテーマにした連作ミステリ短編集。「暴露系」「心霊系」「考察系」etc…配信の中にもこんなにジャンルがあるのかとまずそこに驚く。そして配信者たちも本当に色々。真面目に裏取りにこだわる人やヤラセ上等のモラル欠除系、腹に実はいちもつを持っていたりと様々な人間が様々な思惑で繰り広げる闇に溢れた人間ドラマ。配信者同士の騙し合いや廃墟探訪の行く末、配信中の死、樹海の行旅死亡人の真実、正義系配信者の謎の自殺。そしてそのドラマの行き着く先に待つどんでん返しの連打。人間不信に陥りそうな1冊だが斬新で楽しかった。2025/07/27

オーウェン

57
〇〇系と呼ばれる配信者たちの悲喜こもごもを描く5編の連作短編集。 暴露系や心霊系に考察系は分かるが、救済系や正義系というのは初めて聞いた。 どの話もどんでん返しのような裏切りがある。 心霊系の恐怖もそうだし、考察系の予想を覆す形の真実も驚く。 そして最後の正義系は、これまでの配信者たちによる考察から自殺した人間の真意を暴いていく。 微妙に関わっている繋がりはあるのだが、そこまで密接に関わっていないので、そこは物足りない部分かも。2025/07/17

さちこ

55
面白かった。何でもすぐ信じるので、怖いと思った。2025/06/19

ごみごみ

52
暴露系には興味なし。他人を陥れて何が面白い?心霊系は単純に怖いから無理。考察系は面白そうだけど頭が疲れそうだし気軽には見れない。救済系って初めて聞いた。こんなジャンルがあるんだ!正義系って危険を冒してまでやることなの?・・てな感じであまり好意的な感情はなかった私だが、動画配信の裏側を興味深く読んだ。時には根拠のない噂やヤラセ、大胆な脚色、強引な編集などを織り交ぜながら、バズるためには労力を惜しまない配信者たち。さすがに全てを鵜呑みにする視聴者はいないと思うが、どこまでが真実かを見抜くのは難しい。2025/06/07

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