出版社内容情報
風汰が中二の時に授業の一環で行われた職場体験。「子どもとあそんでいればいいってこと?」と安易な気持ちで保育園を選んだが、のちにまさかの保育士に。しかも勤務先は、夜間保育園。仕事と育児に追われるシングル保護者、自身も一人の母親である保育士、そして自宅を改築して夜間保育園を開いた園長。様々な想いに触れながら、風汰も保育士として成長してゆく。子どもを幸せにするには、親も幸せにならないと――。都会の片隅で、夜の保育園が灯す温かな光を描いた物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
95
『天使のにもつ』で保育園職場体験で奮闘してた中二の斗羽風汰(とばふうた)が保育士で働いている、夜間保育園▽[第1章:溺れる親子]未婚で母になり生活のために夜働く[第2章:保育園は寿司屋じゃない]保護者はお客さんじゃなくて、子どもを育てるうえでの対等なパートナー[第3章:三ツ葉のクローバー]あたりまえに生活できる場であってほしい[第4章:呪いのことば]小1ギャップ[第5章:すずめ夜間保育園]園長先生の思い▽風汰の進路決定方法に笑った。頑張るは「我を張る」張っている本人はいいかもだけど。2025.5刊2026/01/19
mike
94
新鮮だった。子どもに関する話は数々読めど、近頃はいじめ、虐待、貧困にヤングケアラーといつも暗澹たる気持ちで終わる。でも、夜間保育所が舞台の本書は読後、優しい気持ちになれる。保育士、保護者、子ども、それぞれの思いや苦悩を掬い上げ、幼い子の心と将来を考えていく。読みながらこの社会はまだまだ偏見が多いなと気付く。無認可の夜間保育所に対し、夜の勤めをする母親に対し、男性保育士に対し。児童書の続編らしいが、これは大人が読むべき話だと思う。2025/07/13
おしゃべりメガネ
91
『天使のにもつ』続編になります。前作で中2だった「風汰」がすっかり成長していて、まさかまさかの保育士になってます。前作からの登場は嬉しいコトに「リンダ」さんが現れてくれます。前作もまあまあシリアステイストではありましたが、本作はよりいっそうリアルに育児の難しさ、大変さを綴っています。特にシングルで育てる苦労、悩みはその当事者でないと伝わらないものがあり、胸が締め付けられる思いでした。どの親子の話もとにかくお子さん達がピュアで涙腺がユルユルになってしまいます。「風汰」がいいオトナになってて安心しました。2026/01/10
J D
82
読み終わってからこれほど驚いた小説は珍しい。なんと!風汰は「天使のにもつ」の主人公中2の風汰だった。気づかなかった。あの風汰が保育士になっていた。超驚き。そう言えばしおんについても語られるし、なんと林田とお酒を飲むシーンまである。読み終わってから、好評既刊「天使のにもつ」とあるのを見て気づいた。こんなことある!?中身は、親子の絆が深く刺さる良書。母子に始まり父子で占める。物語の中で常に萌ちゃんを確認してホッとしている自分がいた。オススメです。2025/11/22
みかん🍊
82
すずめ夜間保育園に関わる保護者、保育士たちの連作短編集、夜の仕事だったり残業が多かったり、昼間の保育園に預けられない家庭もある、そんな子供や親を救い上げてくるれる夜間保育園がある、子どもを幸せにするには親も幸せにならないとと言う園長の考えの元運営されている、いろんな立場、環境の親子に寄り添ってくれる、こんな保育園が近くにあればと思うが、今の時代でも子どもがかわいそうとか言う人もいる、しかし子どもの幸せはただ一緒にいるだけではない、周りに頼れるそんな優しい世の中になって欲しい、とても良かった。2025/10/31
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