出版社内容情報
幼い頃から子役として人気を博した井上立夏は、長年続いたホームドラマが終了し、あらたな役者としての道を模索している。映画界で鬼才と謳われる高遠監督の新作のオーディションを受けた立夏は、最終候補者の4人の少女とともに孤島に降り立つ。実際の撮影予定の島で最終オーディションを行うというのだが、その選考方法も、スタッフの様子もどこか不穏で――。一体この島には何があるのか? しがらみを解き放ち新たな一歩を踏み出す少女達に捧ぐ孤島ミステリー。
内容説明
子役として俳優デビューした井上立夏は十八歳になる。今後の役者としての自分を模索する中、鬼才と称される監督が撮るという、新作映画の主演オーディションに挑むことに。最終審査まで残った立夏は、他の候補者である四人の少女とともにロケ地となる絶海の孤島に降り立つ。ここで三日間かけて台本に書かれた演技をするように監督に指示されるが、「島に残るのは、君たち五人だけだ」と言われ、スタッフは姿を消してしまう。受け取った台本に描かれていたのは、孤島に滞在する五人の少女たちが何者かに襲われ、一人ずつ血に染まっていく物語だった。やがて作品世界にのめりこむ立夏たちを陥れるような出来事が起き始めて…。
著者等紹介
彩坂美月[アヤサカミツキ]
山形県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。『未成年儀式』で富士見ヤングミステリー大賞に準入選し、2009年にデビュー(文庫化にあたり『少女は夏に閉ざされる』に改題)。『向日葵を手折る』が第74回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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