隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575247763
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ココ・アパートメント――心地よい暮らしを作るために住人が協働するコミュニティ型マンション。住人たちが一緒にダイニングルームで食事する「コハン」があったり、互いの子供を預けあったりする一方で、個人の独立性も重視した住まい。家族と離れて暮らす男子高生、結婚を前に惑うカップル、シングル家庭の親子、秘められた過去を背負う老女……。それぞれの胸の裡を繊細に浮かびあがらせながら、多世代の心の交流を温かな筆致で描く。静かな感動を呼ぶ連作小説。

内容説明

心地よい暮らしを作るために住人が協働するコミュニティ型マンション―ココ・アパートメント。当番が食事を用意し、住人が一緒にダイニングルームで食べる「コハン」があったり、互いの子供を預けあったりする一方で、個人の独立性も重視した住まい。ここで暮らすのは、エリート男子高生、シングル家庭の親子、結婚や出産に惑うカップル、発達特性のある子供を育てる夫婦、秘められた過去をもつ老女など…。様々な事情を抱えた多世代住人の交流を通して、それぞれの心の変化や新たな歩みを温かく描きだした連作小説。

著者等紹介

白尾悠[シラオハルカ]
神奈川県生まれ。アメリカの大学を卒業後、日本で外資系映画関連会社勤務などを経て、フリーのデジタルコンテンツ・プロデューサー、マーケター。2017年「アクロス・ザ・ユニバース」で「女による女のためのR‐18文学賞」大賞と読者賞をW受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

花ママ

66
すごくよかった。ホッとした気持ちで読了。コミュニティ型マンション、ココ・アパートメントに住む住人たちの物語。実際こんな形式のアパートがあるのかどうかわかりませんが、シングルの家庭とか老齢の1人身には有り難い所かもしれません。疑似の家族がいるようで心強いかもと。このアパートメントみたいに住人の間に、しっかりした信頼関係が構 築されないと難しいかなぁ。康子さんや勲男さんの存在は大きかったと思います。昔は3世代同居とかよくあることでしたもの。 2025/01/05

aki☆

61
これは好き。めちゃ良かった!世代や人種や性別の垣根のない、家族も単身者も学生も暮らすコミュニティ型マンションを舞台とした連作短編集。「協働」と聞いて最初は無理だな~と思ってしまったけど段々と住んでみたくなった。干渉ではなく助け合い。様々な苦労や経験をしてきた人達との自然な関わりの中で学び、与え、与えられることで生まれる信頼がとてもいい。助けが必要な時に求められる人がいることの大切さを実感。頬と涙腺が緩みっぱなしの読書となった。子供たちの笑顔と笑い声が聞こえてくるよう。優しい気持ちになる一冊、オススメです。2024/11/29

sayuri

54
R-18文学賞大賞・読者賞をダブル受賞した『いまは、空しか見えない』以来ずっと注目している白尾悠さん。最新作はコミュニティ型マンション「ココ・アパートメント」で暮らす人々を描いた連作短編集。世代は違えども、皆それぞれに事情を抱え、心の痛みと闘っている。特に第4章で描かれる家族関係はあまりにも歪で吐き気を催すほど。主人公の女性の苦しみが伝染し胸が抉られた。家族じゃなくても共有出来る思いはある。この場所で出逢った人達との縁は必然だと思えた。諦めない心を持ち続ければ、きっと私たちはいつでも前へ進むことが出来る。2025/01/03

hirokun

54
★4 北欧スタイルのコミュニティ型・マンションを舞台に、様々な性格・環境下にある人々の関わり合いを描いた連作短編集。作品に登場する人物を私自身の性格と比較しながら読み進めた。私の特徴として本来的には内向的で、人との関わりを煩わしく感じる傾向があり、作品に登場するマンションで済むことは困難だろうと思った。他人とのコミュニケーションをとる事は、信頼関係をもたらすこともあるが一方で、最大のストレス要因として機能することもありなかなか難しい。作品としては、読後の心持が温かくなるのだが・・・2024/12/24

ぼっちゃん

49
会社のCTOが2024年のベスト3にあげておられたので読んだ。住人が協働するコミュニティ型マンションで暮らす人たちが、他の住人と交流することによって変化を生み出していく連作短編集。家事なんてできなくてもお金さえあれば楽に生きていけると思っているエリート高校生が、老女と関りお茶友達になっていく『隣人の茶は』など人とのふれあいの大切さを感じさせてくれる作品集だった。2025/01/13

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