ミステリ・トランスミッター―謎解きはメッセージの中に

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ミステリ・トランスミッター―謎解きはメッセージの中に

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575247695
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

いま、もっとも注目されるミステリ作家による短編集。収録した全5編、時代背景や描かれた国、人物は異なりますが、すべての作品で共通するのは「人に伝える」ということ。今は携帯電話で他人と簡単に連絡が取れますが、では携帯電話を使うことなく大事なことを伝えるにはどうしたらよいのか? 手紙なのかチェス盤なのかカメラなのか……。伝えるのは、愛か動機か犯人か……。驚きの設定に驚きのラスト。すべてが新鮮、すべてが傑作。

内容説明

荒城務は、宇宙で最初の長距離ワープを控えていた。地球にいる最愛の妻、琴音とは声のやり取りはできず、その姿をモニターで見るしかできなかった。そんな中、務は琴音が「妹の夫」に殺される映像を目にしてしまう。どうにかしてこのことを地球に知らせなければ―。務はワープを終えた後、地球との定期連絡でそのことを伝えようとするが、モニターに現れたのは金髪碧眼のドニという若い男だった。言葉が通じない中、務はどうやって外国人のドニに妻が妹の夫に殺されたことを伝えるのか…驚きの設定に驚きのラスト。前代未聞、空前絶後のミステリ(「妹の夫」)!すべてが斬新、すべてに脱帽。今、本当に読んでおきたい著者の感情を強く揺さぶる5作品。

著者等紹介

斜線堂有紀[シャセンドウユウキ]
上智大学卒。2016年『キネマ探偵カレイドミステリー』で電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞しデビュー。20年『楽園とは探偵の不在なり』が各ミステリ・ランキングの上位に連なり本格ミステリ大賞候補。24年『回樹』で吉川英治文学新人賞候補。漫画原作や朗読劇の脚本も手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

186
短編ミステリでは被害者の遺したダイイングメッセージが重要なカギとなる例が多い。これまでは曖昧だったり謎めいたデータを受け取り、わかる形に変換するトランスミッター役が探偵の腕の見せ所だったが、本書ではメッセージを発する側から話が進む。現代日本から宇宙、アメリカと場所は様々だが、殺されるか、殺人現場を目撃するか、人生の重要な岐路に立って自らの思いを伝えなければとの必死の思いが提示され、その上で受け取る側はどうしたのか。双方の謎が重なるとき、初めて真実が浮かび上がる。工夫の斬新さは他の追随を許さない鮮やかさだ。2024/10/14

星群

82
斜線堂さんの勢いがとまらない!嬉しい悲鳴をあげる。斬新な設定すぎて、若干置いてけぼりをくらった感が否めませんが、今回取り上げたいのは『ある女王の死』です。金貸しの高齢女性の遺体が見つかったところから始まり、彼女の人生を遡っていく。執念というかなんというか、確かに脱帽しました。道を逸れますが『ワイズガイによろしく』の〝ワイズガイ〟を何度ズワイガニは関係ないのかと思ったことか。あと『ゴールデンレコード収録物選定会議予選委員会』も面白かったです。2024/11/05

hirokun

82
★4 伝えるをテーマにした5作の短編集。各短編とも私にとっては意表を突かれる設定で、頭の体操になった。作品によっては落ちが今一つよくわからないものもあったが、「妹の夫」は設定の面白さに加え、最後の落ちも私にもよくわかる落ちで楽しく読ませてもらった。斜線堂さんの作品をあまり読んでいるわけではないのでその作風はよくわからないが、今回の短編集はキラリとした輝きを感じる。2024/11/02

まちゃ

80
斜線堂さん初読み。「人に伝える」がテーマの5編の短編集とのことでしたが、私は、そこまでテーマ性を感じませんでした。「ある女王の死」はそれなりに趣向を凝らしていて楽しめました。それ以外は「フーン」ぐらいかな。【収録作】ある女王の死/妹の夫/雌雄七色/ワイズガイによろしく/ゴールデンレコード収録物選定会議予選委員会2024/12/21

のりすけ

73
短編集。『雌雄七色』は既読。『ある女王の死』と『ワイズガイによろしく』が良かったー。「斜線堂さんは、どうやってこの舞台設定を考えはるのか、そして奇抜な名前も…」と感嘆することしきり。『妹の夫』は見事にラストでかましてくれはった。え?どういうことだってばよ、ほわっ!はぁあーーー!!が多い短編集でした。2025/01/10

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