二人一組になってください

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二人一組になってください

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575247688
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

卒業式直前に始まったデスゲーム(特別授業)
あなたに本当の友達はいる?

誰かと手を繋がないと死ぬ――。
女子高のクラス内カーストが崩壊し、
裏切り、嫉妬、憧れ、真実が手を取り合う。

『みんな蛍を殺したかった』の著者が
青春と友情の極致を描く最高傑作!


【ルール】
・二人一組になってください。

・誰とも組むことができなかった者は、失格になります。その回の失格者が確定したら、次の回へと続きます。

・一度組んだ相手と、再び組むことはできません。

・残り人数が偶数になった場合、一人が待機となります。

・特定の生徒が余った場合は、特定の生徒以外全員が失格になります。

・最後まで残った二人、及び一人の者が、卒業式に出席できます。

・授業時間は60分です。


《あらすじ》
「このクラスには『いじめ』がありました。それは赦されるべきことではないし、いじめをした人間は死刑になるべきです」
とある女子高の卒業式直前、担任教師による【特別授業(ゲーム)】が始まった。突如開始されたデスゲームに27人全員が半信半疑だったが、余った生徒は左胸のコサージュの仕掛けにより無惨な死を遂げる。
自分が生き残るべき存在だと疑わない一軍、虚実の友情が入り混じる二軍、教室の最下層に生息し発言権のない三軍――。

本当の友情とは? 
無自覚の罪によるいじめとは何か? 
生き残って卒業できるのは果たして誰か?

内容説明

「このクラスには『いじめ』がありました。それは赦されるべきことではないし、いじめをした人間は死刑になるべきです」とある女子高の卒業式直前、担任教師による“特別授業”が始まった。突如開始されたデスゲームに27人全員が半信半疑だったが、余った生徒は左胸のコサージュの仕掛けにより無惨な死を遂げる。自分が生き残る存在だと疑わない一軍、虚実の友情が入り混じる二軍、教室の最下層に生息し発言権のない三軍―。生き残って卒業できるのは、果たして誰か?

著者等紹介

木爾チレン[キナチレン]
1987年生まれ、京都府出身。2009年、大学在学中に執筆した短編小説「溶けたらしぼんだ。」で「第九回女による女のためのR‐18文学賞」優秀賞を受賞。12年に『静電気と、未夜子の無意識。』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

80
「二人一組になってください」この言葉が孕む残酷さ。その意味が深く胸に突き刺さる傑作青春サスペンス。ある女子高で卒業式の朝に突然始まったデスゲーム「誰かと手を繋がないと死ぬ」誰とも繋げなかったり同じ人と2度手を繋ぐと失格となる。失格者が次々に無惨な死体となっていく中でもスクールカーストは存在。美しく傲慢な一軍、ごく普通の二軍、教室の最下層に生息する三軍女子の間の溝は暗く深い。親友による裏切りや嫉妬、無自覚の悪意が渦巻く女子同士の命を掛けた心理戦。生き残るのは誰なのか?これは息を詰めて読み入ってしまう一冊。2024/09/29

シャコタンブルー

62
女子高卒業式直前の27人のクラスメートに負わせられたデスゲーム。一人また一人と「失格」していく。誰もが恐怖に慄きながらも生き残りをかけてゲームのルールに従う。教室内のカースト制度の秩序が乱れ人間関係も崩壊していく。親友というメッキが剥がれ、次々に偽りと裏切りだらけの本当の顔が露わになっていく。誰が味方で誰が敵だろう。窮鼠猫を噛むシーンもあり面白さ全開だ。絶体絶命になってついに悟った本当の友人。彼女だけは生き残って欲しいと願う姿に熱いものがこみ上げる。ノンストップスリラーの傑作の誕生だ。2024/10/26

sayuri

52
教師が無自覚に発する「二人一組になってください」の言葉に嫌悪感を抱いた経験があるのは私だけではないだろう。イヤミス小説だと思い頁を捲ると、想像以上に残酷なデスゲームが幕を開ける。10代という年代ならではの傲慢さや承認欲求、嫉妬心など様々な感情が入り乱れる中、一人また一人と命を落としていく。物語の根底に流れるテーマ『無自覚の悪意』にメスをいれた本作は文中から作者の強いメッセージが痛い程伝わる。この究極の生き残りゲームを通して、想像する事の大切さを知って欲しいと切に思う。いじめ問題に真っ向から斬り込んだ一冊。2024/10/31

よっち

43
女子校の卒業式直前に突如始まったゲーム(特別授業)。誰かと手を繋がないと死ぬ状況に、様々な思惑が渦巻いてクラス内カーストが崩壊してゆくデスゲーム。クラスであったいじめを糾弾する担任教師の手によって始められた、余った生徒は左胸のコサージュの仕掛けにより無惨な死を遂げてゆくデスゲーム。いかにして生き延びるのか、裏切り、嫉妬、憧れといった思惑が絡み合う中で、生徒たちそれぞれが密かに抱いていた純粋な思いも、むき出しになった醜い思いも次々と暴かれていって、直面する死を前にした彼女たちの最期が鮮烈な印象を残しました。2024/10/11

うどん

38
「二人一組になってください」って嫌な言葉です...。みんなが花恋みたいな子ならこんなこと起きないのにな2024/11/02

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