出版社内容情報
2024年8月、パリ五輪閉幕直後にアメリカ西海岸大地震が発生。28年のロサンゼルス夏季五輪開催が困難となり、東京代替案が浮上。スポーツマネジメント会社社長の猪野一斗は東京五輪2028の開催に奔走することに。汚職に塗れてしまった2020年大会のリベンジを果たすことはできるのか。予算10分の1、画期的なIT技術の導入、史上最大の1000億円クラファン――スポーツの未来を切り開くため、猪突猛進のサラリーマンがあらゆる妨害と困難を乗り越え、「夢の祭典」を再生する。逆転と感動の企業エンタメ小説!
内容説明
2024年8月、アメリカ西海岸で大地震が発生。28年のロサンゼルス夏季五輪の開催が困難になり、東京代替開催案が浮上する。スポーツマネジメント会社社長の猪野一斗は、古巣の広告代理店のゴーマン常務に命じられて代替開催に奔走することに。史上最大1000億円クラウドファンディングの実施、ARを駆使した画期的な体験型観戦など、選手と観客と運営が三位一体となった「夢の祭典」を実現させるために、4人の会社でスポーツ利権と真っ向勝負する。一斗はコロナ禍と裏金問題で呪われた東京2020の汚名を返上できるのか―。
著者等紹介
鷹匠裕[タカジョウユタカ]
1956年、兵庫県生まれ。東京大学文学部を卒業後、1980年、大手広告代理店入社。コピーライター、CMディレクター、デジタルプロデューサーなどを歴任し退職。2012年、第四回城山三郎経済小説大賞最終候補、16年、藤本義一文学賞・特別賞受賞。18年に『帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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