半暮刻

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半暮刻

  • 月村 了衛【著】
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  • 双葉社(2023/10発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 464p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575246810
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

児童養護施設で育った元不良の翔太は先輩の誘いで「カタラ」という会員制バーの従業員になる。ここは言葉巧みに女性を騙し惚れさせ、金を使わせて借金まみれにしたのち、風俗に落とすことが目的の半グレが経営する店だった。〈マニュアル〉に沿って女たちを騙していく翔太に有名私大に通いながら〈学び〉のためにカタラで働く海斗が声をかける。「俺たち一緒にやらないか……」。二人の若者を通した日本社会の歪み、そして「本当の悪とは」を描く社会派小説。

内容説明

児童養護施設で育った元不良の翔太は、地元の先輩の誘いで「カタラ」という会員制バーの従業員になる。ここは言葉巧みに女性を騙し、借金まみれにしたのち、風俗に落とすことが目的の半グレが経営する店だった。“マニュアル”に沿って女たちを騙していく翔太に有名私大に通いながら“学び”のためにカタラで働く海斗が声をかける。「俺たち一緒にやらないか…」。

著者等紹介

月村了衛[ツキムラリョウエ]
1963年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2010年に『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で第三十三回日本SF大賞、13年に『機龍警察 暗黒市場』で第三十四回吉川英治文学新人賞、15年に『コルトM1851残月』で第一七回大藪春彦賞、『土漠の花』で第六十八回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、19年に『欺す衆生』で第一〇回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

275
月村 了衛は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 本書は、電2をモデルにしたような社会派ノワールでした。 利権の蜜には、政治家、企業、ヤクザ、半グレ等有象無象が集まってくるんでしょうね。二人の生き方には、これからがありそうなので、続編を希望します。 https://www.futabasha.co.jp/book/978457524681000000002023/11/24

hiace9000

177
生まれも育ちも異なる、翔太と海斗。二人の若者は半グレの経営する会員制バー「カタラ」の従業員として偶然出会い、特異な才覚を発揮して詐欺マニュアルに則って次々と女性を騙し嵌めていく。ほどなく二人の人生には決定的な岐路が訪れてー。カタギ・半グレ・ヤクザを単に白・灰・黒とせず、人間の中に潜む真の邪悪性とは何かを、令和の社会事象と巧みに絡め炙り出していく。読み手は自らの人間性の深淵を覗き込み、そこで戦慄するはずだ。社会派月村小説の中でも筆頭の傑作長編。最後の一文に現れる書名はあまりにも鮮烈に心に突き刺さってくる。2024/01/04

hirokun

149
★4 月村了衛さんの作品は新刊を中心に読んでいるが、今回の作品は、ここ数年で起きた様々な事件をストーリーに織り込み、長編ではあるが大変リーダビリティの良い作品に仕上がっている。日本社会の顕在化しない闇の部分を表現すると共に、人の痛みを感じられないサイコパスのような性格を書き表わす中で、人の心に潜む邪悪な部分を表面化している。私の好きな社会派小説として十分に楽しませてもらった。ひとつ言わせてもらうと、いろんな視点から切り口を取り入れすぎており、少しテーマがボケてしまうように感じたのは、私だけだろうか?2023/11/14

しんたろー

146
月村さんの新作はホストクラブでの事件が報道されることが多くなった昨今にタイムリーな内容…女性を騙して性風俗に沈めるマニュアルを「学び」と信じて実践する翔太&海斗の二人の物語は、実際の事件や会社を想起させるように描かれていて興味深い。海斗の思考は典型的な「昭和オジサン」にとって腹立たしい限りで、彼がトラブルに困るのが嬉しい程の気持ちになった。人間の邪悪性を問うテーマと日本社会の暗部に切り込むので決して明るくはないし、著者が得意な痛快エンタメ色はないが、我が身を振り返って考えさせられることが多い作品だった。2024/01/20

まちゃ

131
現代日本の闇(反グレ、巨大イベントに絡む利権、ハラスメントなど)がてんこ盛り。重い内容にも関わらず、読む手が止まりませんでした。月村さんの社会派小説、読み応えがありました。新宿の会員制クラブ「カタラ」で出会った児童養護施設育ちの山科翔太と一流大学に通う辻井海斗。その後の二人の生き方から、人としての〈学び〉について考えさせられる一冊でした。2024/01/21

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