出版社内容情報
第10回ネット小説大賞小説賞受賞作品!
異世界に転生した大学生の祐奈は、聖女に祭り上げられた上、命がけの旅に出る羽目に!?
しかも顔を隠すようにと渡されたヴェールが誤解を招き、祐奈は醜い聖女の烙印を押されてしまう。
旅の護衛をするラング准将だけには心を許せそうだけれど……。祐奈の波乱の旅がここに始まる!
内容説明
異世界に転移した大学生の祐奈は、聖女に祭り上げられた上、命がけの旅に出ることになってしまう。しかも祐奈が可愛すぎることを心配した神父がヴェールを着けさせたため、本人も周囲も“聖女の顔は醜い”と誤解してしまい…!?。誰もが冷たい態度をとる中、旅の護衛をするラング准将だけは祐奈の本質を理解し、優しくしてくれる。しかし自信を失った祐奈はヴェールを外すことができず―。波乱の旅がここに始まる!!第10回ネット小説大賞受賞作品。
著者等紹介
山田露子[ヤマダツユコ]
著者受賞歴:第10回ネット小説大賞受賞(本作)。第1回アイリス異世界ファンタジー大賞銀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
12
三十四年に一度、異世界から聖女がやってくる国に転移した天涯孤独の大学生・祐奈。聖女にまつわる伝承と行き違いから本人も周囲も容姿が醜いと誤解し、粗雑な扱いを受けてしまう。しかし唯一、彼女の本質を理解するラング准将らに大切にされながら過酷な旅をする溺愛ファンタジー。傷ついた祐奈が真面目さから困難に立ち向かう様は凛々しく、それでいて普通の女の子らしい他愛もない会話を楽しむ彼女に惹かれ始めるラングとの微笑ましいやりとりが心温まるものがあった。さりげないところにラングの愛を感じる点もよかった。次巻が楽しみ。2023/02/13
カッパ
9
よくいる日本人女性といってしまえばそんな感じの主人公です。自分の主張はできない。行き違いで自分の見た目はこの世界では受け入れられないと思った彼女はベールを被ります。2人聖女がいるので何だか迫害され気味です。でも素敵な護衛騎士と心を通わせていきます。本当は美女ですしね。2023/07/24
りんりん
9
★★★★☆ 続刊期待2023/02/10
おもち
8
とても面白くてサクサク読了。つづきもの。 早く次の読みたい!!2023/01/30
りんね
7
序盤がつらすぎて、読んでいて動悸がした。リアルにこういう人いる、というクズぶりの描写がいい意味でも悪い意味でも上手すぎた。主人公に感情移入して読むと、泣きそうになる…。 途中、ヒーローが出てきてからはおもしろかったけど、話は何も終わってなく、ぶつ切りでこの巻は終了。結果、かなりの消化不良になる。 もう少し1巻ごとのまとまりを意識して欲しい。2023/10/07