出版社内容情報
長年勤めた会社をやめた上村准のもとに姉から「認知症の父が失踪した」という報が入る。家族は父の不倫が原因でバラバラになっていた。父はどこはいったのか。互いを避けあっていた家族は父の失踪を機に傷つけあいながら、家族、そして自分自身を見つめ直しはじめる。「全裸監督」の脚本家が初めて書き下ろす家族小説。
内容説明
認知症を患う父が失踪した―。父の浮気が原因でバラバラになった家族は、父の失踪により再びひとつ屋根の下に集う。「愛人のところに自分の意志で行った」と主張し行動を起こさない兄。「私が目を離したせいだ」と自分を責め、家族の問題を背負い込もうとする姉。そんな姉を気遣い、家族のバランスをとろうとする義兄。そして、まるで他人事の僕。どこにでもいる「仲の良くない普通の家族」は父の失踪を機に家族と自分自身を見つめ直す。Netflixオリジナルドラマ「全裸監督」の脚本を担当し、監督&脚本として制作した映画『タイトル、拒絶』が注目を浴びる新進クリエイターが「家族とは!?」に“巨石”を投じる衝撃の小説デビュー作。
著者等紹介
山田佳奈[ヤマダカナ]
1985年神奈川県生まれ。専門学校卒業後、レコード会社のプロモーターを経て、10年に劇団「□字ック」を旗揚げ。自ら脚本、演出を担当する。16年、映画『夜、逃げる』で監督デビュー。19年、Netflixオリジナルドラマ『全裸監督』で脚本を担当し話題になった。20年11月公開の映画『タイトル、拒絶』は公開前から高い評価を得ている。『されど家族、あらがえど家族、だから家族は』が初の小説となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ヒデミン@もも
りょう
kishi
びかごん
金の塩風呂🛀