最後のページをめくるまで

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  • サイズ 46判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575241907
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

小説の最後の最後でおどろきたい方、ぜひどうぞ。「どんでん返し」をテーマに描いたミステリー5編。いずれもラストで景色が一変!

内容説明

ベスト本格ミステリ2018に選出された「使い勝手のいい女」を含む、ドライでダークなミステリ集。どれを読んでもあなたの心に爪痕を残します。

著者等紹介

水生大海[ミズキヒロミ]
三重県生まれ。漫画家を経て2005年、チュンソフト小説大賞銅賞受賞。08年、福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞。受賞作は『少女たちの羅針盤』と改題しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

192
何とも意味深なタイトル。短編5話どれも最後に「お~そう来たか!」となる。特に『使い勝手のいい女』『わずかばかりの犠牲』『復讐は神に任せよ』が好み。2019/08/07

🐾Yoko Omoto🐾

156
どれだけ計画を立て策を練り、思い通りに事を運ぼうと尽力しようとも、最後のページをめくるまで終着点が意に沿うものかどうかはわからない。恐喝、詐欺、嘘、不倫、復讐etc…、悪事に手を染めながら悪人にも善人にもなりきれない当事者たちの中途半端さや、後ろめたさが疑心暗鬼に繋がる様が非常にリアルで、五編とも着地にツイストを効かせた巧みさが光る。マイベストは、どの事件をどの立ち位置で見るかによって、被害者にも加害者にもなるという恐ろしさを描いた「わずかばかりの犠牲」「監督不行き届き」「復讐は神に任せよ」。面白かった。2019/09/16

モルク

150
どんでん返しのミステリー5編。こうくるんじゃないかというこちら側の勝手な予想を見事に覆してくれる。そう来るのか…うーん、参った!最後の最後まで気を抜くことができない。「使い勝手のいい女」と「監督不行き届き」が好き。それぞれにパンチもきいていて、嫌な女を描くのがうまい!2020/05/14

ごみごみ

144
タイトルどおり、最後のページをめくるまで、オチがわからない。意外な事実が判明したり、そうくるか~と予想を裏切られたり、因果応報だなと妙に納得させられたり。驚愕のラスト!!とまではいかないものの、ミステリーとして面白かった。どの話にも、ヤバい人物が登場する。特に「監督不行き届き」の不倫女、頭おかしい。こんな女に関わったらと思うと、ゾッとする。2019/08/23

タイ子

126
最後のページでおっ!となる5つの短編集。どうなるの?感が楽しみでどんどん読ませていく面白い作品集でした。「使い勝手のいい女」が一番驚きがあったかも。他に妻を殺した夫が火葬で殺人の証拠が無くなるのを待っている、そして最後に…。詐欺の受け子が老人にほだされて最後に…。などどれも人間の裏側を垣間見せてくれるちょっとダークで最後に楽しめる作品。他の作品も読んでみたいと思わせる初読み作家さんでした。2019/11/14

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