出版社内容情報
秋吉理香子[アキヨシ リカコ]
著・文・その他
内容説明
名門女子高で、最も美しくカリスマ性のある女生徒・いつみが死んだ。一週間後に集められたのは、いつみと親しかったはずの文学サークルのメンバー。ところが、彼女たちによる事件の証言は、思いがけない方向へ―。果たしていつみの死の真相とは?小学上級・中学から。
著者等紹介
秋吉理香子[アキヨシリカコ]
早稲田大学第一文学部卒。ロヨラ・メリマウント大学院にて、映画・TV製作修士号取得。2008年、「雪の花」で第3回Yahoo!JAPAN文学賞を受賞。2009年、受賞作を含む短編集『雪の花』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鳩羽
11
名門女子高聖母女子高等学院の経営者の娘白石いつみが、学校のテラスから転落死する。文芸サークルのメンバーは、恒例の闇鍋朗読会においてそれぞれがいつみの死に関する短編小説を朗読するが、指摘する犯人は皆異なり……。個性的だったりなんらかの能力に秀でている女子高生達、それを統べる女王のようないつみの関係性が、それぞれの創作から浮かび上がる。創作の物語でしか語ることができない登場人物たちの不自由さと、そのことで一層赤裸々になってしまう事実のコントラストが刹那的。2019/01/03
くるり
8
中学生の時に誕生日プレゼントで買ってもらったものだから、ジュニア文庫という。こういう女の子同士のダークスイートダークって感じの話だいすき。最後はぞっとする。2024/10/28
nori
5
Pinanood din ang pelikula. Mas maganda yun kaysa libro maliban sa pagpili ng bidahan ni 白石いつみ. Siya ay sobrang pagkakaiba mula sa imahinasyon ko nang binasa at pinagsira ang storya sa lahat. Naunawaan ko ang halaga na charakter ng mga bidahan sa cine.
とんきち
3
図書館で司書さんが持ってきてくれたのが、 ジュニア版で、おっさんだから恥ずかしかったです。 先に感想を書かれている方もおっしゃってますが、ジュニア版で良いんですかね〜 秋吉さんの作品は何冊か読んでいるんですが、多少ソフトに書かれているような気もするんですがね。 読みやすいイヤミスでした。
らくえでん
0
いいミステリーだった。色んな視点、色んな話の矛盾の中に毒々しいの一つな真実が隠れてる。最後は怖かった。2019/03/29