内容説明
始末書を乱発している若き刑事・畑山理恩。捜査本部長に減らず口を叩いたり、異常な食い意地で騒動を起こしたり、出かけるたびに迷子になったり…。だが推理だけは超一流!理恩をバカ扱いする部下の寒山拾得とともに、タレント歌人の失踪、大学教授の怪死といった4つの難事件に立ち向かう。笑いはたっぷり、謎解きはしっかり。この味はクセになる!
著者等紹介
滝田務雄[タキタミチオ]
1973年福島県生まれ。日本大学芸術学部卒。2006年、短編「田舎の刑事の趣味とお仕事」で第3回ミステリーズ!新人賞を受賞してデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
94
連作短編集。濃いキャラのやり取りがイイ感じ。エピソードゼロの表題作が印象的。2017/12/17
アメフトファン
43
田舎の刑事シリーズが面白かったので読んで見ました。正直あんまり理恩他のキャラクターを好きになれずにあまり楽しめなかったです。やっぱり田舎の刑事シリーズの続編を期待したいです!2014/08/16
ren5000
23
なかなかはっちゃけた刑事コンビの連作事件簿でした。初めから最後までこのバタバタ劇が続くと思いきや、最後の章でまさかのブラックな展開に!副署長さんとの対決を踏まえて続編の期待をしてしまったではないか。2014/07/20
み
21
感想を読んだなぁと手に。さくさくと♪変わり者のキレ者キャラながら、ちと魅力を感じられず…。副総監が1番気になりました^^;2017/07/15
九月猫
19
連作短編集。漫才のような会話中心の文章が読みやすい。面白いか、と問われれば面白いけれど、たまに滑る。そこもご愛嬌?理恩の口調は狙いすぎ。拾得はちょっと殴りすぎ。殴ってしまう気持ちはわかるけど(笑)、理恩とはいえ女の子だよーと。最後の書下ろしの副総監の言動に、えっ、そっちでいくの?と驚いた。方向性が変わっちゃうような……。お笑い要素の高さの割に推理はちゃんとしているし、テンポもいい。たぶん出るだろう次巻は、闇の組織と対決!みたいになるのかしら……。そこが少々不安なような楽しみなような。2014/04/10