内容説明
死に別れた母、妻。生きているのに会えなかった母。そばにいるけど折り合いが悪い父―悩みも悲しみも喜びも、家族のなかにある。
著者等紹介
森浩美[モリヒロミ]
放送作家を経て、1983年より作詞家。現在までの作品総数は700曲を超え、数多くのヒットナンバーを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫綺
105
森さんの家族短編小説シリーズ第6弾。それぞれの家族、それぞれの事情。苦しいこともあるだろう、悲しいこともあるだろう・・・だけどいつかきっと笑えるはず。結果オーライの家族オーライ!!特に「雛の手」「コロッケ泣いた」が良かった。2015/06/13
ねむねむあくび♪
63
図書館の本。家族往来は、家族オーライのダジャレだそうで(笑)その名の通り、身近な家族のすれ違いなどが、温もりのある言葉で描かれていた。『雛の手』と『コロッケ泣いた』が良かったです。2016/02/27
ゆみねこ
61
家族をテーマにした短編集第6弾。8つの素敵な物語。どのお話も素晴らしくて涙がジワリと。「雛の手」「コロッケ泣いた」が特に心に残りました。2015/07/17
はつばあば
46
昨日入院した爺様の様子伺いに朝から昼まで行っていたが・・「入院が長引くかも」とかグジグジ泣きごとばかり。3時頃もう一度見舞に行こうかと思っていたが、イラつく心をなだめるには森浩美と。家族というのは辛いこともあるけれど、どこかに希望と優しさが傍らにある。明日も来て欲しい口ぶりのメールが。長女からのメールで落ち着きをとり戻したようだ。どこの家庭でも若い頃、老いてから・・色々人生につまずくこともあるけれど、一難 去って二難同時に来ることもなかろう。一つ一つクリアして穏やかに過ごして生きたいと思わせる本でした。2015/03/24
ぶんこ
46
森さんの家族シリーズ6巻目。 1巻目と思い込んで読んでしまいました。 他の作品の家族が出てくる仕掛けになっていたそうで、逆に、これから読むであろう同シリーズが楽しみになりました。 登場人物に共感出来たり、反発したりと有りましたが、最後はホッコリ出来るのが森さんの作品なので、安心して読めました。 「雛の手」のパパの優しさにはグッときました。2015/01/21




