翔る合戦屋

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575237832
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

天文19年(1550年)、夏。武田の信濃への侵攻は、ますます激しくなっていた。村上、小笠原、遠藤を中心とした信濃勢と武田晴信との戦いの火蓋が、ついにきって落とされる。真田幸隆、仁科盛明など名だたる豪将がせめぎ合うなか、石堂一徹は、再び天下という夢に向かって動きだす。「若菜と天下を二つながらに我がものとしてみせようぞ」。

著者等紹介

北沢秋[キタザワシュウ]
東京大学工学部卒業。会社員生活を経て、執筆活動に専念する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

財布にジャック

78
この本だけ読むと面白みには欠けるかもしれませんが、シリーズ3部作を通しての合戦屋・一徹の骨太な生き方は、本当に素敵でした。そして歴史物では、やっぱり軍師は花形なんだなぁと感心させられっぱなしでした。信濃の今後が大変気になる終わり方でしたが、その後の一徹は若菜と幸せな晩年を過ごしたものと固く信じて本を閉じました。架空の人物を史実の中に紛れ込ませるのに苦心をされた作者の努力に頭が下がるシリーズ物でした。又作者の後書きも興味深く読ませていただきました。 2012/11/12

大地

53
合戦屋シリーズ完結編。3作とも面白く読めました。合戦屋として人並外れた才能を持ちながら、運に見放された一徹。終わり方が少し物足りない感はあるが、若菜と幸せになって欲しいなーと思った。2014/04/27

藤枝梅安

50
「合戦屋」シリーズ最終作。歴史に残る「砥石崩れ」の大敗で武田晴信は甲斐に逃げ帰った。計略で上原城を落とし、宮坂康高を生きて戻しすことで宮坂の家臣たちの団結を崩すという一徹の深謀遠慮が冴え渡る。深志城を包囲した村上・遠藤・小笠原の連合軍は、一気に深志城を落とす構え。信濃の安定は目前に見えた。しかし、村上義清は武田晴信の流した風聞を信じて、千載一遇の好機を逃してしまう。村上義清に失望した一徹の下した決断は・・・。「合戦屋」一徹はここで幕を下ろすが、一徹の後半の人生も読みたいと思う。「○○屋」続編を期待する。2012/11/01

ゆみねこ

47
シリーズ完結編。読み終えるのがもったいないと思いながら読了。川中島の戦いは有名だけれども、そこに至るまでの信濃の国の戦国記は架空の合戦屋石堂一徹と豪族遠藤吉弘の出会いと戦いを通して生き生きと描かれた。新潟県出身の私はどうしても武田より上杉ひいきになるので、武田の謀略は何とも面白くないww 若菜との恋模様は思わずにやにやするシーンも多くて良かった。川中島の戦いで謙信の軍師として活躍する一徹も読みたいけど、北沢さんどうでしょう?2012/12/08

BlueBerry

43
最後は急速に風呂敷を畳んでしまう感じはありましたが落とし所としては妥当なとこなのかな。振り返ってみると合戦屋3作の中ではやはり「笑う」が秀逸でしたね。2013/11/16

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