ちいさなてのひらでも

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  • サイズ B6判/ページ数 88p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784575237443
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C8771

出版社内容情報

「アンパンマン」の作者であり、92歳を迎えた今も多彩な創作活動を続ける漫画家・詩人やなせたかし。表題作「ちいさなてのひらでも」など希望と幸福をテーマにした詩画31枚と、未曾有の大震災後に語ったメッセージを収録。絶望の隣りには、かならず希望がある――生きる勇気が湧く、感動の一冊。

内容説明

ちいさなてのひらでもしあわせはつかめる。92歳の現役漫画家・絵本作家・詩人・やなせたかし(「アンパンマン」作者)の贈り物。生きる勇気が湧いてくる、詩画&メッセージ集。

目次

「希望」篇 メッセージ(希望のろーそく;絶望のとなり;石;タンポポ ほか)
「幸福」篇 メッセージ(ちいさな雲;無人島;風景;じゃがいも ほか)
スペシャルインタビュー「生きているから悲しい、生きているからうれしい」

著者等紹介

やなせたかし[ヤナセタカシ]
1919年(大正8年)2月6日生まれ、高知県香北町出身。東京高等工芸学校図案科(現・千葉大学工学部)卒業。三越百貨店宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務後、1953年(昭和28年)退社し、漫画家としての活動を始める。1973年(昭和48年)「アンパンマン」の最初の絵本を刊行。月刊『詩とメルヘン』を創刊し、責任編集。「アンパンマン」の絵本の人気が高まり、1988年(昭和63年)から日本テレビ系にてアニメ化。舞台の演出、アニメの美術監督としても活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

212
やなせたかしさんから贈り物を受け取りました。「屑籠」という詩に涙。悲しみをの果てに本当のやさしさが生まれます。今日はただ海を見ていた。切なくても影はいつも私と一緒にいる。その日のことをずっと覚えている。小さなてのひらにも小さなこころにも溢れるほどの感動があり、幸せや希望が見えなくなって風に吹かれても必ず何処かに灯っている。みんなこの地球に生きているんだから。生きているから悲しいし、生きているから嬉しいんだ。辛いときはある。でもアンパンマンが助けてくれる。人を喜ばせること、それが一番うれしいこと。ああ素敵。2022/11/13

新地学@児童書病発動中

100
希望という言葉がこの本から溢れ出してきます。その希望はやなせさんの優しさに包み込まれています。希望の隣りには絶望があるのかもしれません。でも、希望が消えることはないのです。絶望を感じたら、俯かないで隣を見てみたら、希望がそこに立っているのに気づくでしょう。作者は長い人生経験を通して得たことを、惜しげもなく読者に分け与えてくれます。優ししい素直な言葉で語られる詩なので、どんな人の胸にも、すっと入っていきます。愛らしい絵が添えられていて、童心に帰れます。自分の中にいる小さな子供を抱きしめたくなる本です。2018/01/01

新地学@児童書病発動中

98
やなせたかしさんの詩画集。優しいお人柄がにじみ出ています。詩は非常にシンプルなものですが、長い人生経験に裏打ちされた知恵にあふれており、あんぱんまんの生みの親の面目躍如といったところ。絵の方も素朴なタッチですが、透明感と無邪気さを感じます。絶望のとなりには希望があるという言葉に、すごく励まされました。この本のことを教えてくださったはーとのーとさんに感謝。2014/01/13

おくちゃん🌷柳緑花紅

83
やなせたかしさんが92歳のときの詩画とメッセージ集。絶望のとなり/絶望のとなりにだれかがそっと腰かけた 絶望は となりのひとに聞いた あなたはいったいだれですか?となりのひとはほほえんだ「私の名前は希望です」不幸になった時はじめて幸福が見える。ごくありふれた日常の中にさり気なくひっそりと幸福は隠れています。ちいさなてのひらでも/ちいさなてのひらでもしあわせはつかめる ちいさなこころにもしあわせは あふれる。手のひらを太陽にの1番、生きているから悲しいんだ。何故悲しいが一番なのか、それは生きている証だから2022/11/26

古古古古古米そっくりおじさん・寺

79
『アンパンマン』のやなせたかしの詩画集。かわいい絵と優しい詩。その詩もただ優しいばかりではなく、きちんと淋しさや苦しみを踏まえた上でのものというのが嬉しい。読んでいてちょっと泣きたくなった。「この人の言う言葉なら素直に聞ける」というのがあるが、やなせたかしはその稀有なる人の一人だ。巻末の著者の言葉の中に、町に一億円寄附した事や、被災地の応援歌を作って著作権を放棄した事が書いてある。なかなかできるものではない。貧しく卑しいこの私ならばしない。この人は本当に土佐のいごっそう(偉骨相)だったと思う。2014/07/23

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