内容説明
なぜ?名門学園で女子生徒が相次いで自主退学―。着任早々、ミステリアスな事態を聞かされた新米教師の坪井笑子は、生徒たちと一緒に真相究明に乗り出す。そして、退学した全ての女子生徒に謎の教師“X”が関係していたという噂を知るが…。次々飛び出す名推理と、若さ溢れる友情の力で、ついに見えてきた驚くべき真実とは。
著者等紹介
青井夏海[アオイナツミ]
千葉県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。2001年、野球ミステリー『スタジアム 虹の事件簿』でデビュー。“日常の謎”をめぐる独自の切り口で、一作ごとに注目度が高まっている期待の作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あー
16
何だか妙に暗いようなイヤ〜な感じが続いた。結局、記憶を取り戻したということはなくて、全部解決ヽ(^o^)丿とはならなかったけど、何故か読後感がすっきりした。2022/11/18
紅はこべ
14
青井さんにしては暗い。犯人が本当にやな感じ。ややご都合主義的ではあるが、青春ミステリとしては充分成立。人間とは他者を差別化せずにいられない生き物なのかな。2009/06/26
ゆにこ
6
一番面白かったのが最初の章で後は、とりあえず犯人が気になるので惰性で読んだ。楓をあんなキャラにする必要あったのかな。後味が悪い。2012/08/13
memo
5
意外とあっさり犯人がわかったというか、そこにどんでん返しはなかった。でも、このストーリーで後味も悪くなくむしろ爽やかさまで感じられるという事にちょっと驚き。2010/12/12
すすぎ
3
ラスト、秋葉を追いつめるのにあの父娘を出すのはご都合主義かな。でも面白かった。楓は罪の意識からあんな発言をしていたんだと思いたい。2016/05/27