内容説明
メガバンクに巣喰う悪党どもに制裁を。重役、部長、支店長、みんな叩きつぶせ!乱歩賞作品『果つる底なき』から7年―池井戸潤が世紀の復讐劇を生んだ。
著者等紹介
池井戸潤[イケイドジュン]
1963年岐阜県生まれ。慶応義塾大学文学部社会学科、法学部法律学科卒業後、旧三菱銀行入行。95年に独立、コンサルタント業と並行してビジネス書を執筆。98年『果つる底なき』で第四十四回江戸川乱歩賞を受賞、銀行ミステリーという新分野を切り拓く
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感想・レビュー
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紫綺
70
文庫本にて読了。落として落として落として落として落として、最後に上げる‼今回の池井戸節はキレに欠けた。2018/06/02
よんよん
69
幾多の困難に遭遇し、妨害や罠に絡め取られそうになりながらも、運や信念を曲げない強さや支えてくれる人脈により乗り越えていく。すっきりした結果が約束されているとハラハラドキドキしながらも安心して読める。銀行の裏側を暴く!黒田と女性行員有理。今回も楽しませていただきました。2016/05/08
kinkin
67
著者の銀行モノ、勧善懲悪で進むストーリー展開はおなじみだがやっぱり面白いのでどんどんと読み進むことができる。銀行というのは今の時勢と違って旧態依然としたところがまだまだ残っていることが本書に書かれていた。事務的なことはネットやOA機器が普及したとはいえお金の貸し借りを最終的に判断するのは人で判断されるのも人。お金と人にまみれた言っては悪いけどもダーティーな部分も多い組織なんだろうと思った。良い客には仏顔、悪い客には閻魔顔という言葉もあって伏魔殿のようなところがあるから小説になりやすいのかも・・図書館本2016/12/22
マッツ
67
休みに、一気読みしました。エリートコースからはめられて、外された黒部次長の復讐劇。半沢シリーズの原点見つけた感じです。2014/02/19
ミーコ
63
半沢直樹と重なる所が有りました。どんな目に合おうが最後は 水戸黄門様の様な終わりになるので 安心して読めます。こちらは10年前の作品なんですね。お馴染みの『やられたら、やり返す‼』の台詞が出て来てニンマリ・・・ 最後はスカッとするのですが、少し飽きて来たかも。。。2015/08/23
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