内容説明
きょう、あなたは、とりかえしのつかない時間を生きる。いつか、みんな、帰らぬ人となる。心ふるえる人生の最期を描いた物語集。
著者等紹介
雨宮町子[アメミヤマチコ]
1954年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。1997年『骸の誘惑』で第2回新潮社ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。社会派ミステリーからホラーまで幅広い作風を誇る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
くまちゃん
14
ホラー短編集。ホラーというより怪談や世にも~みたいな感じかな。「高速落下」と「Q中学異聞」が面白かった2025/06/05
コーデ21
11
初読みの作家さん。独特の空気感がある物語ばかりですね。変にこじつけるようなことをしないところが、かえって恐怖を呼ぶような気がします。特に最後の「幽霊屋敷」は、うそ寒い余韻が残りました(++)他の作品も読んでみようかな♪2014/10/07
XX
7
「現代ホラー小説を知るための100冊」の枠外で紹介されていた短編集。何かのきっかけで此岸と彼岸が繋がってしまって起こる怪異の数々。実話怪談めいたどこか不条理で唐突な話あり、外国のクラシックな怪奇小説を現代に持ってきたような話あり、パニックSFやホラーミステリのような話ありで、どれも面白い。全体のトーンとしては、幽霊は人間の心が見せるもの、異世界は人間の心が引き寄せるものという感じがした。「高速落下」は一読の価値あり。2025/10/11
蜜柑
6
ホラーのおすすめとして紹介されていた本。2001年出版なので、微妙に古い言葉遣いが気になった。内容は、グロ系?から不思議な話まで幅広く、面白く読めた。2019/06/25
らびぞう
6
恐怖6短編集。あとから、じんわりくる怖さがある。特に、『這いのぼる悪夢』が、私テキには、良かった。2014/10/18
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