内容説明
大いなる戦乱の只中にあるバレンシア大陸。数多のユニティが命を落とし、そして新たなる出会いの物語があった。解放軍をひきいてソフィア王国を復興させた王侯軍大将アルム。若き神官セリカはまさに悲願であるミラ神復興を達成せんとしていた。しかし、運命は未だ2人を異なる方向へと導いていた。冷酷非情なるリゲル皇帝ルドルフの黒き企みが、再びその姿をもたげ始めている。…ソフィア王国の壊滅。何ゆえ彼はそこまでの狂気に走るのか?アルムは血の宿命すら知らず、剣をかざす。はたして2人の愛はまっとうされるのか?バレンシアに平和は訪れるのか?ここに物語は完結する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みんち
3
引き続き、プチ懐かしゲーム小説祭り。先日に続いて尾崎克之氏の「ファイアーエムブレム外伝」の下巻「悲しみの大地」を読了。上下巻の下巻という事で、上巻の内容のネタバレが含まれるので要注意。生きる事は戦う事だと説くドーマ神を崇める北のリゲル帝国と、生きる事は愛する事だと説 くミラ神を崇める南のソフィア王国。バレンシア大陸を南北に分断していた二つの国の戦乱 は混迷の一途を辿るばかりであった。ソフィアの騎士・マイセンの孫として旅立ったアルム は今や、裏切りの宰相ドゼーを破り王城を奪還した救国の英雄となっていた。2017/03/26