内容説明
バレンシア大陸は二極に割れていた。すなわち、荒ぶる魂の神ドーマと大地母神ミラ。あるいはやさしさといつくしみの支配する王国ソフィア、戦いこそが人を育むと信じる帝国リゲル。その敵対する二極が最悪の戦乱をひきおこした。両端のユニティたちはそれぞれの神を信ずるが故、それぞれの祖国に忠誠を誓ったが故、互いに争い血を流した。来る日も、また来る日も…。この物語の主人公はアルムとセリカ、そして無数の若きユニティたち。誰もが目指すはバレンシアの統一。だが、その進むべき道はあまりに異なる。そこに、大いなる愛と憎しみの物語が大きくうねりはじめていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みんち
4
引き続き、プチ懐かしのゲーム小説祭り続行中。続いては尾崎克之氏の「ファイアーエムブレム外伝」の上巻「ソフィア解放戦争」を読了。先日の「暗黒竜と光の剣」と同じくファミコン時代のゲームのノベライズで、かつシリーズ屈指の異色作という事でなかなかに貴重(笑) 物語は、広大なバレンシア大陸の南を占めるソフィア王国の王城が陥落するところから始まる。 バレンシア大陸は、北のリゲルを力と戦いの神・ドーマが、南のソフィアを愛と癒しの神・ミラが育み、お互いに干渉しないという盟約の下で共存していた。2017/03/25
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