内容説明
人の一生と同じく、「まち」にも歴史がある。なぜ、江戸庶民に人気の行楽地だった新宿西口が副都心になったのか。どうして、開業当初の山手線は池袋に駅を設けなかったのか。江戸時代から現代にかけて、大きく変わった東京44の「まち」。その44の謎を、古い地図を手がかりに探ってみよう。
目次
第1章 都心編(日本橋―江戸の町づくりはここから始まった;銀座―文明開化の街には猛獣が住んでいた ほか)
第2章 山の手編(新宿歌舞伎町―東洋一の歓楽街に「女子高」があったころ;新宿西口―都庁の裏は滝だった!水の記憶が残る町 ほか)
第3章 東京南部・東部編(羽田空港―進駐軍ですら恐れた「大鳥居」の祟り;蒲田・田園調布―キネマの町は菖蒲園から生まれた ほか)
第4章 東京西部・北部編(立川・八王子―日本の「シルクロード」と世界に誇る「空の都」;吉祥寺―ゼロ戦の町が一番住みたい町になったわけ ほか)
著者等紹介
跡部蛮[アトベバン]
歴史研究家/博士(文学)。1960年、大阪市生まれ。佛教大学大学院博士後期課程修了。出版社勤務を経てフリーの著述業に入る。古地図を手に「まち」をぶらぶら散策する「江戸ぶら会」会長としても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
25
日本橋などの地名毎に章を立て、江戸から平成までの時代を串刺しに書かれており、興味深く読了した。書名に「古地図」と謳われているが、主に明治から昭和初期の地形図を中心とした説明で、今まで読了した同類の本と被ることは少なかったのも良かった。例えて言うならブラタモリのような本だったかも知れない。2014/10/19
ともたか
8
おお、おもしろい。2016/01/31
rbyawa
1
e234、そもそも「謎解き」というタイトルで謎解きをしている本を見たことがなかったのでまあいいんですが、東側は良かったんですが西側がだいぶおざなりというか、六本木で六本木ヒルズが存在してないレベルに出てこないと思わなかった(毛利庭園あるのに…)、という感じに全体的に対象は恣意的です。両国出てくるのに国技館もないしね、それとも誰でも知ってるから省いてるのかなぁ。地名ごとに小さな地図を出し、そこに関してはきっちり分析をするような体裁です、区ごとの本とかなら面白い切り口になりそうなのに、なんとなく惜しい人だな。2014/08/22
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