内容説明
2014年、新年初めての一般参賀は8万人を超え、平成に入って2番目に多かった。高度に発達した資本主義国にもかかわらず、式年遷宮など、神の儀式がいまだに存在し、“万世一系”として続く天皇家を象徴として頂く日本は、諸外国から見るとちょっとヘンに映るかもしれない。しかし東日本大震災以降、「天皇陛下を見るとなぜか涙が出てしまう」という声も聞かれるようになった。その言葉や振る舞いに感動さえ覚える、この現象とは何なのか。数々の神話と史実から日本人の“天皇観”を紐解くことは、すなわち、今の日本を冷静に見るきっかけになる。
目次
日本の歴史は天皇の歴史
天皇と神話
伊勢神宮と天皇家
天皇と仏教
天皇と尊王思想
皇太子という存在―天皇になれなかった皇子たち
天皇と祟り
天皇は本当に万世一系か―複数あった天皇家―
天皇はいつから「象徴」になったのか
天皇と神国思想
天皇と祈り―平和の仲介者としての天皇
女性天皇と皇室典範
天皇と葬送
天皇にまつわるギモン
著者等紹介
河合敦[カワイアツシ]
1965年東京都生まれ。日本史研究家。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学。文教大学付属高校教諭として日本史を教える傍ら、作家として活動。『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)などに出演し、難しい日本史をわかりやすく紐解く解説が人気に。第17回郷土史研究賞優秀賞、第6回NTTトーク大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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№9
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退院した雨巫女。
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