双葉新書
プロ野球スカウトの眼はすべて「節穴」である

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  • サイズ B40判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784575153668
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0295

内容説明

スカウティングとは野球の才能という一点において、人が人を見極める行為である。獲得した選手が活躍するかどうかは誰にもわからない。「見る目がある」とはいったい何なのか。そして、何を信じて最後の決断を下すのか。古田敦也、石井一久ら幾多の一流選手を発掘した著者が、スカウトの表と裏をすべて語り尽くす。

目次

第1章 二〇年に一人の逸材・高橋由伸
第2章 スカウトの表側
第3章 スカウトの裏側
第4章 誰が「金の卵」を殺すのか
第5章 長嶋一茂と野村克也
第6章 赤く染まった神宮の空

著者等紹介

片岡宏雄[カタオカヒロオ]
1936年、大阪府生まれ。浪華商業高校時代、キャッチャーとして甲子園に三度出場し、立教大学に進学。一学年先輩の長嶋茂雄、杉浦忠、本屋敷錦吾らと立教大学野球部黄金時代を築く。大学卒業後の59年、中日ドラゴンズに入団。国鉄スワローズを経て63年、産経新聞社に入社。記者としてアマチュア野球を中心に担当。その後、夕刊フジでの連載記事が評判を呼び、ヤクルトスワローズに入社した。以後、〇四年に退社するまで、スカウトとして若松勉、尾花高夫、池山隆寛、川崎憲次郎、古田敦也、高津臣吾、岩村明憲、藤井秀悟らを発掘すると同時にスカウト部長、編成部調査役などを歴任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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マッちゃま

14
読むヤクルト祭りは元スカウト部長からスタート♪ スカウトの目線で語る一冊。いい選手の見分け方は素人目線でなら有りますがプロ野球のスカウトはドコを見ているのか?また、監督の嗜好やチーム状況、コーチの性格や現役時代のスタイルで取る選手が変わっていくとのこと。ヤクルト黄金時代を築いたノムさんを批判したのは驚いた。まぁ〜片側だけの意見を聞いて終わりじゃダメだよね。芽が出て花開いて咲き誇るのはごく僅かではありますが全く無い訳じゃない。さて、今年の新人さんたちはどうなのか?ドラフトの裏事情にも触れてて面白かったです。2020/11/05

かやは

11
​選手の素質、スカウト、コーチ、監督、それらが上手くかち合ったとき、優秀な選手が生まれる。素質だけで一流になれるのは、ごく一部の天才だけだ。素質が十分だったのに、素直な性質のせいでコーチの言うことを鵜呑みにし、なかなか活躍できない選手も居るんだろう。監督のやり方と合わなくてくすぶっている選手も多いと思う。大型補強の弊害についても言及されていて、一時的には効果的でも、その先の健全なチーム作りのためには疑問が残るということだ。選手のためにも、適材適所、より良い循環の中でプロ野球が行われるようにして欲しい。2017/02/07

showgunn

10
前書きでこれはけっこうズバズバ書いてるのかな、と期待して読み進めるも高橋由伸の裏金疑惑とかはもう常識のレベルまで知れ渡ってることで、あーこんなもんかーとなったが後半の執拗なノムさん批判が面白くて、なるほどこれを書きたくてこの本を書いたんだな、と納得する。 他の人に迷惑をかけるかもしれないので、とか遠慮してないでもっとめちゃくちゃ書けばよかったのに。 あと、平本学が育たなかったのをコーチや古田のせいみたく書いてるとこがあるけど、あれは獲得自体が失敗だったと思う。というかヤクルトファンもみんなそう思ってる。2016/08/13

Yスキー

10
高橋由伸のスカウト裏話、一茂の意外な高評価、野村監督との確執等、プロ野球ファンにはたまらん内容でした。あーおもしろかった。2011/03/05

あらあらら

9
斎藤、大石ドラフト後の本。斎藤は活躍しないことを言い当てているが、大石は活躍すると思ってたんかな。野村克也の裏話が最高に面白い!2014/11/06

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